インターネットイニシアティブは2013年5月28日、スマートデバイス専用のブラウザー「セキュアブラウザ」を7月上旬から提供すると発表した。iOS 4.3以上またはAndroid 2.2以上を搭載するスマートフォンやタブレット端末で稼働する。スマートデバイスを利用して、セキュアに業務用のWebアプリケーションにアクセスできるようにする。

 セキュアブラウザはブラウザー上で許される動作を管理者が一括制御できる。例えば通信履歴やWebページのキャッシュ、クリップボード(コピー&ペースト)、画面のスクリーンショットなどの利用を禁止したりできる。ブラウザーがバックグラウンドに遷移した際、アプリを終了するように設定することも可能だ。スクリーンショット禁止の機能を利用できるのはAndroidに限られる。

 これらのセキュリティポリシーは管理者が一括で設定できる。エンドユーザーの端末では、ブラウザーを起動するたびに設定ファイルを管理サーバーからダウンロードして適用する。そのため、常に最新のポリシーを適用した状態でブラウザーを利用できる。

 料金は初期費用が契約ごとに2万円(税抜き、以下同)。月額料金は1端末当たり250円となる。