写真1●日本でも発売されるグーグルの新型Nexus 7
写真1●日本でも発売されるグーグルの新型Nexus 7
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写真2●内蔵ストレージが16GBのWi-Fiモデル、同32GBのWi-Fiモデルおよび同32GBのWi-Fi+LTEモデルの3モデルを用意する
写真2●内蔵ストレージが16GBのWi-Fiモデル、同32GBのWi-Fiモデルおよび同32GBのWi-Fi+LTEモデルの3モデルを用意する
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写真3●初代Nexus 7と新型Nexus 7の違い
写真3●初代Nexus 7と新型Nexus 7の違い
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写真4●Androidの状況などを説明するグーグル エンジニアリングディレクターのクリス・ヤーガ氏
写真4●Androidの状況などを説明するグーグル エンジニアリングディレクターのクリス・ヤーガ氏
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 グーグルは2013年8月26日、米国では7月に発売していた自社ブランドの7インチディスプレイ搭載タブレット「Nexus 7」の新モデルを日本で発表した(写真1関連記事)。内蔵ストレージが16GBのWi-Fiモデル、同32GBのWi-Fiモデルおよび同32GBのWi-Fi+LTEモデルの3モデルを用意する(写真2)。Wi-Fiモデルはいずれも26日から予約受付を開始し、28日から発売。LTEモデルは9月中旬以降の発売予定である。価格は16GB Wi-Fiモデルが2万7800円、32GB Wi-Fiモデルが3万3800円、LTEモデルが3万9800円。LTEはBand 1/2/3/4/5/13/17に対応する。製造は台湾ASUSTek Computer。

 新型Nexus 7は「Android 4.3」(開発コード名「Jelly Bean」)を搭載し、旧Nexus 7に比べてハードウエア性能が大幅に向上している。1.5GHz動作のSnapdragon S4 Proクアッドコアプロセッサを搭載し、メモリーは2GB。ワイヤレス充電規格の「Qi」やNFC(近距離無線通信)によるAndroid Beamにも対応する。カメラは前面と背面の両方に備える。

 ディスプレイは1080pのHD動画再生に対応。解像度は旧機種の1280×800ドットから1920×1200ドットに、1インチ当たりのピクセル密度は216から323になった。重量は旧機種の340gから新型は290gと50g軽量化(LTEモデルは299g)、厚さも旧機種の10.45mmから新型は8.65mmと1.8mm薄くなった(写真3)。

 Android 4.3は、複数ユーザーでの利用を考慮して、例えば主アカウントが子供用のプロフィールを追加して、コンテンツやアプリへのアクセス制限ができる「制限付きプロフィール」機能や、低消費電力のBluetooth規格である「Bluetooth Low Energy」(BLE、Bluetooth LE)、モバイル機器向けゲームなどで使われる3Dグラフィック用APIの「Open GL ES 3.0」などに対応する。

 発表会に登壇したグーグルのエンジニアリングディレクターであるクリス・ヤーガ氏は、冒頭Android搭載端末のアクティベーション数やGoogle Playのアプリ数などを紹介(写真4)。アクティベーション数は9億、Google Play上のアプリ数は97万5000に上り、ダウンロード数は500億以上であると述べた。また、昨年同社が発売した旧機種のNexus 7が好調だった理由として、「持ち運びやすい」「パワフルだが安価」「必要な情報・コンテンツが常に同期されている」といった点を挙げ、新型Nexus 7はこれらをさらに強化したとした。

■変更履歴
当初、LTEの対応Bandを「1/2/4/5/13/17」としていましたが、「1/2/3/4/5/13/17」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2013/08/26 19:20]