東京女子医科大学病院が今年1月から、抗癌剤の処方を院外から院内に切り替えていたことが先週話題になりました。数カ月たってから明るみに出てきており、若干のタイムラグが生じています。
【医薬経済社 RISFAX】「抗がん剤」を院内処方に切り替え 東京女子医大 1月から開始、医療安全・経営面で一致(2014年5月20日)
私も報道で知るのみなので、正確なところは分かりませんが、今回はこの話題について、報じられている内容を基に考えてみたいと思います。
これまでにも、院外処方だった病院が院内処方に戻すケースは数例あったと記憶していますが、その主な理由としては、経営上の問題が挙げられることが多かったように思います。今回の東京女子医大病院のケースでも、経営サイドが高額薬剤の処方による薬価差益確保を期待していることが記事からうかがえます。
ただ、今回のケースでは、もう一つの理由が書かれていますね。
(RISFAX Headlineより引用)