Apple Watch Series 2(以下、Apple Watch)でSuicaが使えるようになった。これまで、1カ月ちょっと使ってみているので、便利に感じた点や、遭遇したトラブルのてん末を紹介していこう。
Apple WatchでSuicaを使うには、当たり前だがiPhoneが必要だ。というより、そもそもApple WatchはiPhoneがなければ使えない。AppleのWebページを見ると、iPhone 6以降なら利用できるようだ。僕は、事前にiPhone 7 Plusを入手していたので、最新の組み合わせで利用している。
実は、Apple Watchを購入した動機は、Suicaを使うためではない。単体でGPSが機能するようになったのでアクティビティモニターとして便利だと考えたからだ。僕はロードバイクで走るのが趣味なので、そこで活躍している。
Apple Watchは、Series 2に進化して、よりスポーツを意識した時計へとシフトしているように感じる。耐水性能を得たのが象徴的だし、AppleのWebページを見ても、そう感じる。
主目的はスポーツだが、もちろん、使えるのならSuicaも利用したい。早速使い始めたのだが、最初に情報を登録する時点で、少々ややこしい思いをする。
というのも、iPhone 7で利用するSuicaとは、別のSuicaカードを用意しなければならないのだ。これは運営側の都合なのだろうが、ユーザーの使い勝手としては最悪だ。そもそも面倒な上に、2つのSuicaを運用することになると、それぞれに残高をキープするので、金銭的にもちょっといただけない。
クレジットカードは1枚を両方のデバイスで使えるのだから、なんとも情けない話である。