本セミナーは、ビデオ会議ツール「Zoom」を使って、当日ライブ配信します。

4月15日(木)午前9時に締め切らせて頂きます。

セミナー紹介

元富士重工業(現SUBARU)スバル技術研究所のプロジェクトジェネラルマネージャーで、現在も小型電気自動車(マイクロEV)の開発を手掛けている講師から、マイクロEVを題材にEVの基礎を1日で学びます。

マイクロEVはガソリン車と異なり、構造が簡単で部品点数も少なくて済むため、誰でも作ることができます。ただし、電気自動車(EV)として機能させるためには、設計や製作に関して押さえるべき基礎的な知識やノウハウがあります。

本講座では、講師を含む自動車メーカーの元技術者が実際に製作したマイクロEVを題材に、EVにおいて最低限必要な技術を学びます。自動車が企画から商品になるまで、どのような過程を経るかについて、マイクロEVを例に一通り概要を説明していきます。中でも、自動車としての基本構造の設計については詳細に解説します。

題材とするマイクロEVは、大掛かりな工作機械を使わず、手作りで完成させたものです。従って、受講後はその気になればマイクロEVを作れるようになります。また、本格的なEVでも基礎的な部分はマイクロEVと共通しており、マイクロEVの作り方を知っておくことはEVを理解する上で有益です。

さらに、EVの今後の展開として、国土交通省から出された「超小型モビリティ導入に向けたガイドライン」を含めて、EVの最新動向を報告します。


受講効果

チェック電気自動車(EV)の基本的な原理を知ることができます。

チェック小さな電気自動車(マイクロEV)であれば自分で製作できるようになります。

チェック次世代の自動車はどうなるかなど、今後の交通機関の動向を探る上での参考になります。


■視聴にあたって
  1. 視聴に必要なURLは、4/16(金)までにご登録のアドレス宛にメールでお知らせします。
    URLはセミナーに参加する方のみ利用可能とし、再配布を禁止します。
  2. 受講者は、動画を録画・キャプチャーすること、SNSなどへのアップも禁止します。
    もし、発見した場合、事務局は削除を要求できることとします。
  3. セミナーの内容や受講者の個人情報などはセミナー内のみとし、口外しないでください。
  4. システムトラブルなどにより、画像・音声に乱れが生じた場合も再送信や返金はできませんので、予めご了承ください。 なお、音声、画像は受講者でご調整ください。また、サービス利用にあたってのサポートは致しかねます。
  5. 配信中、異常と思われる接続を発見した場合、予告なく切断することがあります。
  6. Zoomの接続環境は【パソコン、有線またはWi-Fiのインターネット環境】推奨です。
なお、「Zoom」上では、個人情報は一切取得いたしません。開催時間中にURLにアクセスいただくと受講可能です。

開催概要

セミナー名 Zoomを使ったWeb配信セミナー
マイクロEVの設計・製作から学ぶEVの基礎
日時 2021年04月19日(月)10:00〜17:00
会場 オンライン講座
Zoomを使ったWeb配信セミナーです
受講料

49,800円(税込み)
※上記は1名様の料金です。複数名での共有は禁止させていただきます。

定員 60名
※最少開催人数(15名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。
主催 日経クロステック、日経ものづくり

講師紹介

松村 修二(まつむら・しゅうじ)氏
群馬大学非常勤講師および研究員
(元 富士重工業 スバル技術研究所 プロジェクトジェネラルマネージャー)

松村 修二<span class="fontSizeS">(まつむら・しゅうじ)氏</span>

1975年、東北大学大学院 工学研究科修士課程修了、富士重工業入社。振動騒音の研究実験に従事。その後、スバル研究所に出向し、CAE開発および排気管内で発生する衝撃波騒音の研究を行う。1993年、東北大学で博士号取得。2006年、富士重工業退職と同時に群馬大学客員教授、現在、群馬大学非常勤講師および研究員。日本機械学会フェロー。

プログラム

【1】商品企画と基本構想

自動車という商品が、企画から商品になるまでどのような過程を経るのかを、マイクロEVを例に一通り概要を説明する。社会動向や市場動向を調査しながら商品企画を行い、それに基づきデザインを行う。デザインの中にもそれぞれのステップがあり、マイクロEVではどのような過程を経て最終案に辿り着いたかを、実際のデザイン図を見ながら説明する。

  • 製品開発の流れ
  • デザイン企画
  • 先行デザイン
  • 生産デザイン
  • 社会動向・市場動向

【2】基本構造の設計

デザインが決まると、設計のステップへと進む。乗り物を商品化する場合、法的規制が多くあり、1つでもクリアしないと販売することはできない。そのため法規確認は重要である。次に一般的な設計の基本を説明し、このマイクロEVのレイアウトおよび全体構想が決められて行く過程を具体的に解説する。そして性能設計を行い、部品としての車体フレーム、サスペンション、操舵系等の詳細設計を行うための検討過程を解説する。特に従来の書物には記載のない「インホイールモータ車輪のタイヤ浮き」についても説明する。

  • 法規確認
  • 設計の一般的な基本
  • 構想原案
  • レイアウトおよび全体構想
  • 性能設計(走行性能、車体フレーム、サスペンション、ステアリング)

【3】電気・電子回路の構想および検討

マイクロEVで使用した制御部、駆動部の全体構成を解説し、電気回路や抵抗、コンデンサー、ダイオード、トランジスタなどを簡単に説明する。また、マイクロEVの主要部であるインバーターについて、その原理と使用例を解説する。モーターはいろいろな種類があるが、その構造と動作原理を解説する。このマイクロEVではリチウムイオン・バッテリーを使っており、その充放電特性とマイクロEVでの使用例について述べる。

  • パワーユニット構成
  • 電気・電子回路
  • インバーターの仕組み
  • インホイルモーター
  • バッテリー

【4】FRPによるボディ製作

ボディはFRPとし、工作機械を使わず、ほぼ手作りで製作した。FRPの一般知識から説明し、製作方法はアウターライン図作成から塗装まで順を追って解説する。雄型となる発泡材の削り出しには、手作りならではのアイデアを駆使した。時間を要した部分や注意が必要な点なども、できるだけ詳細に説明する。

  • 車体外板の製作
  • FRPの一般知識
  • FRPボディ製作の手順(アウターライン図作成から塗装まで)

【5】生産へのステップ

自動車を商品化しようとすると生産工程が必要になる。基本条件策定、生産性検討、試作、工程設計、原価試算、土地と工場、生産準備(設備、生産管理)、生産試作、生産、出荷、販売について概説する。

  • 基本条件策定
  • 試作
  • 工程設計
  • 原価試算
  • 生産

【6】EVの今後の展開

マイクロEVについて述べてきたが、EVの次世代展開はどうなるか? ガソリン車に代わるEVとは何か? コミューターとしてのEVは何が最適か? さらにEVの応用展開などについて述べる。特に、国土交通省から出された「超小型モビリティ導入に向けたガイドライン」のその後の展開について、最新情報を報告する。

  • 次世代自動車の予測
  • ガソリン車に代わるEV
  • コミューターとしてのEV
  • EVの応用展開
  • 国土交通省「超小型モビリティ」最新情報
※プログラム内容・講師は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承願います。


【お申し込み注意事項】

  • このセミナーは、ZoomによるリアルタイムWeb配信にてご提供します。
    視聴URLは、4/16(金)までにご登録のアドレス宛にメールでお知らせします。
  • ※お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。
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    お支払方法が「請求書」の方には、後日、請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますのであらかじめご了承ください。クレジットカード払いの場合、決済が完了した後、以下「MyPageメニュー」にお申し込み内容が表示されます。
    <MyPage>https://ers.nikkeibp.co.jp/user/myPageLogin/
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  • ※講師企業と競合すると考えられる製品やサービスなどをご提供される会社の方は、主催者の判断に基づき受講をお断りさせていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。
  • ※講師の急病、天災その他の不可抗力、またはその他やむを得ない理由により、講座を中止する場合があります。この場合、未受講の講座の料金は返金いたします。