写真1●アプリマーケットへのユーザーの不満
写真1●アプリマーケットへのユーザーの不満
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写真2●新「au」ブランドマーク。写真は左から新CMキャラクターの伊勢谷友介さん、井川遙さん、剛力彩芽さんとKDDIの田中孝司代表取締役社長
写真2●新「au」ブランドマーク。写真は左から新CMキャラクターの伊勢谷友介さん、井川遙さん、剛力彩芽さんとKDDIの田中孝司代表取締役社長
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 KDDIおよび沖縄セルラーは2012年1月16日、500本以上のアプリを月額390円でダウンロードし放題にするサービスなどで構成する「au スマートパス」を発表した。3月1日よりAndroidスマートフォン向けに提供を開始する。「探しているアプリが見つからない」「アプリの価格が高い」といったユーザーのアプリマーケットへの不満を解消し(写真1)、スマートフォンにおけるアプリ利用のすそ野を広げる役割を担う。

 au スマートパスは、(1)KDDIのアプリマーケットである「au one Market」から同社が選んだ500本以上のアプリをダウンロードできるほか、(2)コンビニエンスストアや飲食店などで使える割引クーポンやコンテンツのポイント特典の提供、(3)同社が提供するストレージサービス「au Cloud」に画像などをバックアップできる「Photo Album」(保存容量は10Gバイト)、(4)トレンドマイクロのセキュリティソフト「ウイルスバスター モバイル for au スマートパス」によるアンチウイルス機能の提供やサポートセンターの開設などユーザーに安心に使ってもらうための施策――で構成する。以上を月額390円で利用できる。

 (1)の利用できるアプリには、「モバイル・パワフルプロ野球2012」や「モンスターハンター Dynamic Hunting」などのau スマートパス限定版のゲームや、通常価格が2500円の「大辞林」、同4800円の「ジーニアス英和辞典第4版・和英辞典第3版」、1500円の「ATOK for Android」なども含まれる。また、インターネット上の新サービスを発掘・支援するためのプログラム「KDDI ∞ Labo」(KDDIムゲンラボ)の第1期(2011年8~10月)“卒業生”が開発したアプリなどもau スマートパスで提供される予定である(関連記事:KDDI ∞ Laboの初代最優秀アプリは「ソーシャルランチ」、第2期プログラムの募集も開始)。

 当初はAndroid向けにサービスを提供するが、今後はWindows Phoneなど他のプラットフォームへの展開も検討しているという。利用に当たっては、「au one ID」の登録が必要となる。ダウンロードしたアプリはau one ID登録者限定で、ユーザーがKDDIとの契約を解約すると使えない。なお3月1日以降、同社はauブランドマークの変更に合わせて既存の各種サービスなどの名称変更を実施する(写真2)。au one IDは「au ID」となる。