M2Mソリューションを手掛けるサイバートランスジャパンは2012年6月11日、ウィルコムのPHS回線を使った「モバイルクラウドLED照明制御制御ソリューション」を、ウィルコムと共同開発したと発表した。インターネット回線を優先で引き込めない場所や屋外施設のLED照明を、遠隔地から監視、操作することを可能にする。

 仕組みは、サイバートランスジャパンが開発したLED照明をIPネットワーク上で制御するシステム「IP-LED」にウィルコムのPHS通信モジュールを組み込み、専用サーバーのWebインタフェースから操作するというもの。遠隔操作でLED照明のON/OFF、調光ができるほか、ポータルサイトの緊急災害情報や電力需給予測情報などと連携させて、自動でON/OFFを制御するも可能である。

 PHS回線は常時接続ではなく、IP-LED側から一定間隔でサーバーに接続することで擬似的にリアルタイムに制御する。同社はこの技術を、LED照明の制御のほか屋外のセンサーネットワークなどにも応用することも検討している。

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