写真1●ソニー ネットワークエンタテインメント部門 ビジネス企画部 ビジネス企画課 統括課長の大澤雄人氏
写真1●ソニー ネットワークエンタテインメント部門 ビジネス企画部 ビジネス企画課 統括課長の大澤雄人氏
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写真2●「Music Unlimited」はマルチデバイス対応
写真2●「Music Unlimited」はマルチデバイス対応
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写真3●Android搭載スマートフォンでの利用例
写真3●Android搭載スマートフォンでの利用例
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 ソニーは2012年7月4日、前日の3日に提供を開始したクラウドベースの定額制音楽配信サービス「Music Unlimited」の体験会を実施した(関連記事)。会場では、同社ネットワークエンタテインメント部門 ビジネス企画部 ビジネス企画課 統括課長の大澤雄人氏(写真1)が、サービスの概要を改めて説明した。

 大澤氏は、「30日間定額制」「1000万曲以上が聴き放題」「新しい音楽との出会い」「多彩な機器で利用可能」といった本サービスの特徴を強調。「1000万曲を好きなときに、好きなだけ。音楽を、もっと自由に楽しもう」をキャッチフレーズに運営していくとした。

 配信データの圧縮方式はHE-AACの48kbps。これについて大澤氏は「モバイル機器でも数百曲、数千曲扱うことを配慮し、快適にダウンロードできるようにするため」と説明。音質についても「エンジニアを含めて内部で試聴し、お勧めできる内容であると判断した」と述べた。また、スタート時点での邦楽の曲数は「数万曲」とし、「楽曲については順次増えていく」という。

 サービスの特徴であるマルチデバイスの対応については、ストリーミング再生で楽しめるのは1アカウントで1つのみ。2機種以上での同時再生は非対応となる(写真2写真3)。また、オフライン再生に登録できる機器は1アカウント当たり3台まで。4台目以上を登録するには「すでに登録してある機器のオフライン再生機能を切る必要がある」と語った。

 また、昨日の報道発表の補足として、PlayStation VitaやAndroid搭載スマートフォンなどで利用できるオフライン再生は、30日ごとに「Music Unlimited」にアクセスして認証作業をする必要があると説明。対応機器による機能の差などについては、アプリのバージョンアップなどで随時対応し解消していくとした。また、今後の対応については、iPhone/iPod touchなどのiOS搭載機を対象としたアプリも「近日公開予定」と述べた。