包丁などの鋭利な刃物による裂創は大抵、皮膚に対して斜めの角度で創が生じる。そのため、テープの固定には少しコツが必要だ。
固定のポイントは、薄く動きやすい皮弁(a)から動かない皮弁(b)の方向に向けて固定すること。逆方向にテープを貼ると、動きやすい皮弁の先端が内側に巻き込まれ、創部の皮弁に内反が生じてしまう。するとその部分は皮弁同士がうまく合わず、傷痕が大きく残りやすいのだ(右図)。
日経メディカル2012年11月号「特集 外来で治す創傷・熱傷」
日経メディカル2012年11月号「特集 外来で治す創傷・熱傷」転載 Vol.6
裂創に対する固定用テープの貼り方・剥がし方
TIPS 3
2012/11/16
加納亜子=日経メディカル
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