net use \\コンピュータ名\IPC$ パスワード /user:コンピュータ名\administrator
パソコンにネットワーク経由のリモート環境でアクセスして,いろんな設定をしたい場合があります。こういった作業を実行する際に,ドメイン環境ならば認証の問題はありませんが,ワークグループ環境では事前にWindows認証をしておかないと,設定に失敗することがあります。このような場合は,net useコマンドを使ってIPC$とよばれる管理共有(システムが利用する特殊な共有)にあらかじめアクセスしておくことで,そのコンピュータに対してWindows認証を実行したことになります(図)。
その後,このコマンドに続いてリモート設定のための必要コマンドを実行すればワークグループ環境でも認証の問題は起きないことになります。例えば,net timeコマンドでパソコンの時刻を同期させる場合などに利用できます。