LED照明の市場規模の推移。建築物に付随する照明や道路照明など一般照明用途のLEDランプおよびLED照明器具を対象としている(資料:矢野経済研究所)
LED照明の市場規模の推移。建築物に付随する照明や道路照明など一般照明用途のLEDランプおよびLED照明器具を対象としている(資料:矢野経済研究所)
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照明(一般照明用途)の総市場規模の推移(資料:矢野経済研究所)
照明(一般照明用途)の総市場規模の推移(資料:矢野経済研究所)
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 矢野経済研究所の調査によると、LED照明の国内市場規模は2012年に前年の約2倍に拡大した(発表資料)。一般照明用途(自動車用途や産業用途、機械器具類などの照明を除く)のLED照明で、2012年のメーカー出荷金額が前年比95.0%増の4204億円に達したという。

 一方で、白熱灯や蛍光灯、高圧放電灯など従来光源の市場は照明器具が前年比9.7%減の3752億5400万円、ランプが同3.2%減の2307億9600万円となった。東日本大震災以降の節電・省エネに対する社会的機運の高まりを背景に、従来の白熱灯・蛍光灯照明からエネルギー効率に優れたLED照明への需要のシフトが顕著になっている。2012年の照明(一般照明用途)の総市場規模は、前年比18.1%増の1兆264億5000万円となっており、今後もLED照明をけん引役として成長が見込まれる。