共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティ マーケティングは2019年1月31日、ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)と共同で訪日外国人向けの新しい無料公衆Wi-Fi「Ponta JAPAN Wi-Fi」を始めると発表した。2月上旬から順次サービスを始める。無料Wi-Fiをインセンティブとして、訪日外国人を国内のPonta加盟店へ送客する狙いがある。

「Ponta JAPAN Wi-Fi」アプリの画面
「Ponta JAPAN Wi-Fi」アプリの画面
(出所:ワイヤ・アンド・ワイヤレス)
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 新サービスは日本のPontaと提携しているインドネシアのポイントサービス「Ponta」、マレーシア「BonusLink」、韓国「OKキャッシュバック」の会員が利用できる。対象会員は合計約6000万人。訪日外国人はスマートフォンにPonta JAPAN Wi-Fiアプリをインストールし、自国のカードを登録しておくと、Wi2が運営する20万カ所以上のWi-Fiスポットに自動接続して無料で利用できる。日本在住者はアプリをダウンロードできない。

 同時に、訪日外国人が日本のPonta加盟店でアプリ画面を提示すれば、自国のポイントサービスのポイントをためられる「デジタルPontaカード」のサービスも実施する。日本のPonta提携店舗で使えるクーポンをアプリに配信するなどして、訪日外国人への販促を強化する。