セミナー紹介
システム構築の生産性や品質を高めるには、仕様書や設計書といったドキュメントをしっかりとレビューすることが不可欠です。ところが実際には多くの現場が、間違ったレビューに陥っています。
例えば、レビューアーがドキュメントの作成者の態度を改めさせようとして、作成者の人格攻撃をすることがあります。また、作成者の説明が延々と続くだけでレビュー会議が終わることもあります。
そんな間違ったレビューでは、重大な問題を漏らさず見つけ出すことはできません。それどころか、チーム内の人間関係にヒビを入れる結果に終わりかねません。
本セミナーでは、 現場で多く見られる間違ったレビューの典型例を示し、そうならないための現場の改善策、基本となるレビュー技法、レビュー会議の進め方を演習を交えながら解説します。現場でのレビューに問題意識を感じているITエンジニアの方はぜひご受講ください。
受講者の声
- 講義と演習のバランスがよかった。また、ところどころに具体例が盛りこまれていて分かりやすかった。
- とても勉強になりました。過去のプロジェクトを思い浮かべると該当することが多々あり、今後に活かせそうです。
- レビューのポイントを非常に明確に伝えてもらい、大変参考になった。今後、活用していきます。
- ソフトウェアに限らず開発のレビューを効果的、効率的に実施するための着目点を知る事ができ有益だった。
- ユーザ企業の品質管理部門だが、大変参考になりました。規約や開発標準の策定、品質向上活動に役立つ内容でした。
- 様々な事例を交えて解説していただき、普段、自分が行っているソフトレビューを根本的に見直すきっかけとなりました。
- 普段当り前だと思っていることも演習を通して、できていないと実感した。今後、研修で学んだことを業務で活かしていけるようにします。
開催概要
セミナー名 | 演習付き実践セミナー 間違いだらけの設計レビュー |
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日時 | 2019年5月23日(木)10:00~17:00 (開場9:30) |
会場 | 東京・永田町 JA共済ビル カンファレンスホール 東京メトロ有楽町線、半蔵門線、南北線 「永田町駅」 4番出口 徒歩2分 |
受講料 |
39,800円(税込み) |
定員 | 90名 ※最少開催人数(40名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。 |
備考 | <受講特典> ●書籍 「間違いだらけの設計レビュー[改訂版]」 森崎 修司 著、定価2,800円+税 をもれなく進呈いたします。(当日会場でお渡しいたします) |
主催 | 日経 xTECH 日経SYSTEMS |
講師紹介
森崎 修司 氏
名古屋大学 大学院情報学研究科 准教授
日経SYSTEMSの連載講座で大好評を博した、レビュー方法論の第一人者
名古屋大学 大学院情報学研究科 准教授
日経SYSTEMSの連載講座で大好評を博した、レビュー方法論の第一人者
2001年、奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 博士後期課程修了。情報通信系のITベンダーにおいて、オンラインストレージサービスの企画・開発、無線ICタグの国際標準化・ソリューション化の活動において、数多くのレビューを実践する。奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 助教、静岡大学大学院 情報学研究科 准教授などを経て、2013年10月より現職。ソフトウエアレビュー、システム構築におけるメトリクス、実証的ソフトウエア工学を研究の柱としている。日経SYSTEMSで、2011年4月号から6回、2012年10月号から6回、2017年5月から17回にわたってレビューに関する解説記事を連載し好評を得る。
プログラム
セッション1 |
「重大な問題」を見逃す本当の理由
・レビューの実態
・現場のレビューの課題、その原因と対策 ・設計レビューの定義と実施例
【 ミニ演習 】普段のレビューを振り返り、課題と改善策を探る
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セッション2 |
レビューの基礎とアンチパターンを理解する
・レビューの形態
・レビューにおける役割とプロセス ・レビューの効果 ・レビューのアンチパターン 【問題検出での間違い】 (1)方法:二兎追い、時間切れ (2)マインド:作成者気分、人間関係の持ち込み 【問題指摘での間違い】 (1)方法:無計画な耐久レビュー (2)マインド:見栄の張り合い、人格攻撃、意図的な見逃し 【計画・進行での間違い】 (1)計画:修正時間がない、唐突な終了宣言 (2)進行:ケンカ・脱線の放置、説明会 |
<昼 食> お弁当をご用意します。 | |
セッション3 |
「間違ったレビュー」はこうして防ぐ
・間違ったレビューの整理と対策
・ガイドを使った問題検出技法 (1)Perspective-based reading (2)Defect-based reading ・検出シナリオの設定技法と問題検出 ・検出した問題の指摘方法
【 ミニ演習 】「問題検出」と「問題指摘」の方法を実践する
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セッション4 |
シナリオによるレビューの手順の実際
・レビューの準備
・対象システムにあわせたシナリオ設定 (1)検出対象から設定 (2)保証対象から設定 ・問題検出 ・問題指摘 |
※プログラム内容・講師は予告なく変更になることがあります。予めご了承ください。
【お申し込み注意事項】
- ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。
- ※お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。申し込んだ方の都合が悪くなった場合は、代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
- ※受講料のお支払い: お支払方法が「請求書」の方には、後日、受講証・請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますのであらかじめご了承ください。クレジットカード払いの場合、受講証・請求書の郵送はありません。お支払い手続きにて決済が完了した後、以下「MyPageメニュー」にお申し込み内容と受講証が表示されます。セミナー当日、ご自身で印刷した受講証をご持参いただくか、携帯端末などにMyPageから受講証を表示いただくようお願いいたします。
<MyPage>https://ers.nikkeibp.co.jp/user/myPageLogin/ - ※講師企業と競合すると考えられる製品やサービスなどをご提供される会社の方は、主催者の判断に基づき受講をお断りさせていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。
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