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 積水ハウスは2020年1月7日、「CES 2020」(2020年1月7日~10日、米国ラスベガス)展示会場で報道向けに発表会を開催し、同社が今後展開する在宅時急性疾患早期対応ネットワーク「HED-Net」(In Home Early Detection Network)について発表した。

 同社は、1年前の「CES 2019」に国内住宅メーカーとして初めて出展した(関連記事1関連記事2)。その際に発表した「プラットフォームハウス構想」におけるサービスの第1弾が、今回発表したHED-Netである。

プラットフォームハウス構想の概念図
プラットフォームハウス構想の概念図
(撮影:安蔵 靖志)
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 プラットフォームハウス構想とは、「健康」や「つながり」、「学び」といったサービスを家の機能として次々と導入できるようにして「住まい手の生活サービスを長期にわたりアシストする」という、同社独自の家作りの構想だ。今回のサービスでは、研究所や病室とは異なる、一般的な住環境での人の状態の検知や解析を実現し、異常通知から安否確認、通報代行、遠隔解錠まで、在宅時の急性疾患発症時に必要となる対応をトータルで支援するという。

 積水ハウス代表取締役社長の仲井嘉浩氏は「健康を実現するサービスとして『急性疾患対応』『経時変化』『予防』の3つに分けたが、HED-Netは1つめの急性疾患対応を行うものだ」とした。

積水ハウス 代表取締役社長の仲井嘉浩氏
積水ハウス 代表取締役社長の仲井嘉浩氏
(撮影:安蔵 靖志)
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「急性疾患対応」、「経時変化」、「予防」のうち、HED-Netは急性疾患対応を実現する
「急性疾患対応」、「経時変化」、「予防」のうち、HED-Netは急性疾患対応を実現する
(撮影:安蔵 靖志)
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