セミナー紹介
プロジェクトで実施すべき作業や作成すべき成果物を構造的に分解した「WBS(Work Breakdown Structure)」。プロジェクトを成功に導くための“道しるべ”として、その役割は極めて重要です。最近はシステム開発が高度化・複雑化すると同時にさまざまな関係者が参加するようになり、タスクやスケジュール、役割分担の前提となるWBSの重要性は高まるばかりです。
ところが、プロジェクトで重要な役割を果たすはずのWBSの作り方については、これまで体系的にまとめられたノウハウがありませんでした。そのため属人的なWBSによって現場は混乱し、プロジェクトの混迷を招いています。
本セミナーでは、プロジェクトマネジメントやシステム開発プロセスの経験が豊富な日立製作所の初田賢司氏らが 初めて体系的にまとめ上げた、WBSの基本的な考え方やタスクの洗い出し方法、工数見積もり、工程別WBSの作成術などのノウハウを具体的かつ実践的に解説します。
プロジェクトマネジャーやSEをはじめ、ユーザー企業のシステム担当者など幅広い方を対象にしています。また、実際にWBSを作成している方だけでなく、これからWBSの作成を始めたい方も歓迎です。具体的な演習を交えながら、あますことなく、丸1日かけてお届けします。演習では、WBSの作成で中心となる、タスクの洗い出しや工数見積もり、スケジューリングなどを講師と一緒に進めていきます。
受講者の皆様には、講師執筆の好評書籍「システム開発のためのWBSの作り方」をもれなく贈呈します。ぜひご参加ください。
開催概要
セミナー名 | 超実践!作業計画の極意が1日で分かる システム開発のためのWBSの作り方 |
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日時 | 2018年 11月 9日(金)10:00~17:30 (開場9:30) ※一部ご案内で開催時間を10:00~17:00と記載しておりましたが、正しくは上記の通り、10:00~17:30となります。 |
会場 | 東京・永田町 JA共済ビル カンファレンスホール 東京メトロ有楽町線、半蔵門線、南北線 「永田町駅」 4番出口 徒歩2分 |
受講料 |
39,800円(税込み) |
定員 | 90名 ※最少開催人数(40名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。 |
備考 | <受講特典> |
主催 | 日経BP社 日経ITエンジニアスクール 日経SYSTEMS |
講師紹介
日立製作所
システム&サービスビジネス統括本部 プリンシパル
日立製作所
アプリケーションサービス事業部 サービスソリューション本部
生産技術統括部 主任技師
プログラム
10:00~11:30 |
第1部 WBSの活用でプロジェクトが変わる
1.WBSのメリット
1-1 WBSで守るべき三つの約束事 1-2 WBSの歴史と定義 1-3 WBSが持つ五つのメリット 1-4 いろんな場面で誰でも使える
2.WBSによるタスクの洗い出し(基礎編)
2-1 五つのステップで作成する 2-2 タスクを洗い出す前にすべきこと 2-3 ツリー形式とリスト形式で表現する 2-4 プロセスと成果物に着目して洗い出す
3.WBSによるタスクの洗い出し(応用編)
3-1 粒度をそろえて分解するテクニック 3-2 メイン作業と付帯作業に分ける 3-3 1~2時間で終わる作業は記載しない 3-4 目立つようにレベルを格上げ 3-5 抜け・漏れのチェック方法 3-6 WBSをレビューするときの観点
【 演習1 】タスクの洗い出しに挑戦!
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11:30~12:30 | <昼 食> お弁当をご用意します。 |
12:30~13:45 |
第2部 WBSによる作業計画の立て方
1.工数見積もりとスケジューリング
1-1 ボトムアップで工数を算出する 1-2 工数が膨らむ落とし穴 1-3 作業の前後関係を整理しよう 1-4 期間は要員数で割るだけではダメ 1-5 4種類ある期間短縮テクニック
2.メンバーアサイン
2-1 五つのステップでメンバーをアサイン 2-2 既存メンバーでこなせるかを見抜くコツ 2-3 「○付け」「RACI」チャートの利用 2-4 忘れがちな会議とレポートの関係者 2-5 キックオフミーティングで使命感を持たせる
【 演習2 】スケジューリングに挑戦!
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14:00~15:30 |
第3部 要件定義のWBS
1.要件定義のWBS
1-1 要件定義とは 1-2 WBSは成果物を基に展開 1-3 要件定義の「準備」と「完了」を決定 1-4 要件定義のWBSの粒度 1-5 現行業務、システムの調査 1-6 ニーズ分析と実現手段の検討 1-7 業務、データ、アプリケーション要件の定義 1-8 システム化方式の検討 1-9 開発環境、実行環境の検討 1-10 要件の文書化 1-11 プロジェクト計画書の詳細化
【 演習3 】要件定義の役割分担に挑戦!
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15:45~17:30 |
第4部 基本設計のWBS
1.基本設計のWBS(非機能編)
1-1 基本設計の位置づけ 1-2 システム方式設計の位置づけ 1-3 システム方式設計の準備 1-4 非機能要件の詳細化 1-5 アーキテクチャ全体設計 1-6 実現方式の設計 1-7 システム構成設計 1-8 システム方式設計の評価
2.基本設計のWBS(機能編)
2-1 業務設計とアプリケーション方式設計 2-2 業務設計 2-3 アプリケーション方式設計 2-4 コンポーネント設計 2-5 利用マニュアルの作成 2-6 アプリケーションテスト計画・設計成果物 2-7 アプリケーションテスト計画 2-8 アプリケーションテスト設計 2-9 アプリケーション方式設計の評価
【 演習4 】基本設計のタスク分解に挑戦!
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【お申し込み注意事項】
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