セミナー紹介

 老朽化・ブラックボックス化した既存システムが、デジタルトランスフォーメーション(DX)を阻んでいる――。経済産業省が2018年9月に発表した、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けた報告書「DXレポート~ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開~」の内容が、話題を呼んでいます。

 2025年の崖の克服は、自社だけの力では困難です。ITベンダーをはじめとした外部の協力を得て、システム刷新やデジタル変革などを進める必要があります。従来のような発注者と受注者という関係性を超え、パートナーとして難題に立ち向かわなくてはなりません。

 つまり国内企業には、委託先ベンダーと新たな関係を築くノウハウが求められます。ベンダーが持っている力を最大限に引き出すにはどうしたらよいか、ベンダーの担当者が「板挟み」になりそうなときは、どう手を差しのべればよいか。委託先ベンダーが期待した効果を発揮できていないときは、どうすればよいか――。

 日本通運の元CIOとして数々のプロジェクトを指揮してきた野口雄志氏が、2025年の崖を克服するために求められるベンダーマネジメントの流儀と勘所をお伝えします。実例に基づいたケース演習を通じて、ベンダーマネジメント力を高めましょう。

 なお本講座では、ユーザー企業がプライムITベンダーをマネジメントするケース、プライムITベンダーが協力ベンダーをマネジメントするケース、の両方を想定しています。ユーザー企業だけでなくITベンダーのマネジャ/リーダーの方も対象です。皆様のご参加をお待ちしております。

開催概要

セミナー名 「2025年の崖」をともに克服する!
ベンダーマネジメント実践講座
日時 2019年 9月 6日(金)10:00~17:00 (開場9:30)
会場 東京・神谷町
日経BP(日経虎ノ門別館)
東京メトロ日比谷線「神谷町」駅より徒歩5分
東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅より徒歩7分
受講料

49,800円(税込み)

定員 50名
※最少開催人数(20名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。
主催 日経 xTECH 日経コンピュータ

講師紹介

野口 雄志
グリットコンサルティング代表、株式会社グリッターフレンズ代表取締役
株式会社YE DIGITAL社外取締役、日通情報システムシニアアドバイザー
流通経済大学客員講師、日経BPセミナー講師、米国PMI認定PMP
(元日本通運CIO 元日通情報システム取締役)

野口 雄志 <span class="fontSizeS">氏</span>

日本通運に入社後、システム部門を中心に従事し、1997年から課長を経て、米州地域情報システム部長を歴任。2007年に日本通運のITトップである常務理事IT推進部長に就任。他社に先駆け、基幹システムのクラウド化を中心とした「IT改革プロジェクト」を2009年から実施し、「日通ITの野口」と業界内で語り継がれる。2014年に同社を定年退職し、グリットコンサルティングを設立。物流経営やIT経営のコンサルティング、プロジェクトマネジャーやITマネジャーの育成、IT推進組織のマネジメント改革を支援する。各社のシニアアドバイザーや人材育成などの講演講師も務める。プロジェクトマネジメント協会(PMI)日本支部、日本PM学会会員、日本エンゲージメント協会会員。
著書に「定年後の人生を黄金期にする方法」2018年、「最強の定年後」2019年(いずれもロングセラーズ発行)がある。

プログラム

10:00~12:00 ベンダーマネジメントの鉄則
~「2025年の崖」にともに立ち向かう~

委託先ベンダーが持っている力を引き出すにはどうすればよいか。委託先ベンダーの担当者が「板挟み」になりそうなときは、どう手を差しのばせばよいか。委託先ベンダーが期待した効果を発揮できていないときは、どうすればよいか――。講師が日本通運で手掛けてきたプロジェクトを例に、ベンダーマネジメントの鉄則を解説します。
教科書通りに役割や責任を明確にするだけでは、プロジェクトは円滑に進みません。担当者、管理職、組織といった委託先ベンダー側の様々な視点に立ち、どうすれば自分の期待する形に持って行けるかを考え、そのために自社がやるべきことを見つけ出すことがポイントになります。
12:00~13:00 【昼食】 ※お弁当をご用意します
13:00~16:30 ケースワーク(1)
ユーザー企業によるベンダーマネジメント

ユーザー企業のITマネジャの立場になって、プライムITベンダーや協力ベンダーをマネジメントするポイントを学びます。基幹系ネットワークの基盤を見直すプロジェクトを想定したケースワークを通じて、ベンダーマネジメントのために適切な思考・行動をするためのプロセスを学びます。

ケースワーク(2)
プライムベンダーによるベンダーマネジメント

プライムITベンダーの責任者の立場になって、協力ベンダーをマネジメントするポイントを学びます。プライムITベンダーはユーザー企業と協力ベンダーの板挟みになりがちです。サブシステムごとに協力ベンダーが異なるプロジェクトのケースワークを通じて、協力ベンダーの対立や合意形成を図るためのプロセスを学びます。
16:30~17:00 まとめと質疑応答
※プログラム内容・講師は予告なく変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

【お申し込み注意事項】

  • ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。
  • ※お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。申し込んだ方の都合が悪くなった場合は、代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
  • ※受講料のお支払い: お支払方法が「請求書」の方には、後日、受講証・請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますのであらかじめご了承ください。クレジットカード払いの場合、受講証・請求書の郵送はありません。お支払い手続きにて決済が完了した後、以下「MyPageメニュー」にお申し込み内容と受講証が表示されます。セミナー当日、ご自身で印刷した受講証をご持参いただくか、携帯端末などにMyPageから受講証を表示いただくようお願いいたします。
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  • ※講師の急病、天災その他の不可抗力、またはその他やむを得ない理由により、講座を中止する場合があります。この場合、未受講の講座の料金は返金いたします。