着るだけでサイボーグ
目次
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着るだけでサイボーグになれるアシストスーツ、仕事や生活を大きく変える
第1部:動向編
約20年前からある、作業支援や歩行支援に使われてきた「アシストスーツ」の市場が急速に拡大している。そのアシスト機能も大幅に高まりつつあり、一部製品は、着るだけで人間を「サイボーグ」にするまでに進化した。こうしたアシストスーツの第2形態、さらにはその先の製品が、今後10年ほどの間に我々の仕事や生活を…
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パッシブ型はとがった製品で市場開拓をけん引
アシストスーツでは、動力を使うアクティブタイプの製品が将来的には主流になるとみられる。しかし、現状では体験者が少ない上に価格が高く、導入に二の足を踏む企業も多い。そこで、価格が安く、動力を使わないパッシブタイプに市場の開拓役としての期待が集まっている。実際、工夫をこらした“とがった”製品が多いのが…
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製品数と利用例が急増、腰痛労災ゼロ達成の件も
第2部:事例編
この1年ほどの間に、国内外問わずアシストスーツが相次いで製品化され、導入事例も増えてきた。試験的な導入後、その効果を実感して台数を大幅に増やす例も多い。その勢いで、アシストスーツの最適な使い方を従業員に教える指導役不足が一部で発生するほどだ。同じ業種でも導入理由は異なり、製品選択が分かれる例も出て…
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パワードスーツの未来、“ガンダム”は実現可能か?
現状のアシストスーツの主流となっているエクソスケルトン(exoskeleton、外骨格)が発展する方向性の1つに、人間では出し得ない超パワーを行使する「パワードスーツ」がある。パワードスーツを装着すれば、災害復旧現場で巨大ながれきを除去したり、普通ならクレーン車や複数人数で移動させるような重く大き…
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生体データ活用が飛躍のカギ、サイボーグ化へ革新続々
第3部:技術編
アシストスーツをより使いやすくなるよう改善していくと、そのまま人間のサイボーグ化につながっていく。中でもカギとなる技術が「人間のデータ化」だ。センサーで取得した生体情報や動きのデータを使うことで、パワーに頼らずとも人間を“超人"にできるとする研究も出てきた。現状のアシストスーツとサイボーグ化を支え…