本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使って当日ライブ配信します。
※開催後の見逃し配信はございません。

10月26日(火)午前9時で締め切らせていただきます。

ご受講お申し込みの方へ
演習で使用する「ラクリップ」を申込フォームにご登録いただいたご住所宛にお送りします。
10/24(日)までにお申込みの方は10/25(月)に発送いたします。10/24(日)以降にお申込の方は、開催後発送となります。
演習は数名が1グループになり行う予定です。1グループにつきに1つあれば良いものですので、必ずお手元に届いている必要はございません。

セミナー紹介

DRBFM(Design Review Based on Failure Mode)は「故障モードをレビューする」の頭文字で、品質不具合を未然に防ぐための手法です。トヨタ自動車およびトヨタグループでは必須の手法となっています。

品質不具合未然防止の手法には、FMEA(Failure Mode and Effect Analysis)があります。FMEAは本来、製品を構成する全ての部品を対象に、可能性のある品質不具合を全て抽出し、市場で発生しないように処置をとることを狙っています。ところが、期待したほどの効果を出せないとの声が意外に多く上がります。なぜでしょうか。理由は2つあります。

1つは、全ての部品を取り上げるため、製品を構成する部品点数が多い場合は、個々の部品にかける工数が限定され、検討が浅くなってしまうからです。もう1つは、設計者だけでFMEAの帳票を埋めると、その設計者が気づく品質不具合は防げても、気づかない品質不具合は手が打てないからです。設計者だけで発生する可能性のある全ての不具合を抽出・処理できるとは限りません。

DRBFMは、こうしたFMEAの運用上の課題を踏まえ、次の2つ特徴を備えています。

(1)対象とする部品を、変更点・変化点や新規点に限定します。なぜなら、品質不具合は変えたところ、変わってしまったところに起こる可能性が高いからです。これにより、検討すべき部品が限定され、個々の部品へかける工数を増やすことができ、検討に深みが期待できます。
(2)設計者だけが作成するのではなく、品質や生産技術、生産など関係者が参加します。関係者全員の総智・総力を注ぐ場と位置付けて、創り上げていくのです。設計者だけでは見逃す品質不具合にも気づきが生まれ、抜けを防げる可能性が高まります。

本講座では、まずDRBFMの狙いや特徴を理解し、続いて具体的かつ詳細な手法を解説します。その上で、グループでDRBFMを創り上げる演習を実施し、理解を深めます。これにより、実務で実践できるレベルを目指します。

受講者は、開発設計、品質、生産技術、生産、調達など、実務担当者から管理者までの方を想定しています。


受講効果

チェックDRBFMの具体的な進め方の基本が学べます。

チェック事例演習をグループで体験することにより、DRBFMのより実践的なノウハウを取得できます。

チェック設計者のみならず、品質に関わるすべての方に対し、品質トラブルの未然防止に対する取組方法の幅が広がります。


■視聴にあたって
  1. ライブ配信当日の視聴に必要なURLと、登録、ログイン方法につきましては、登録完了メールに記載されています。
    URLはセミナーに参加する方のみ利用可能とし、再配布を禁止します。
  2. 受講者は、動画を録画・キャプチャーすること、SNSなどへのアップも禁止します。
    もし、発見した場合、事務局は削除を要求できることとします。
  3. セミナーの内容や受講者の個人情報などはセミナー内のみとし、口外しないでください。
  4. システムトラブルなどにより、画像・音声に乱れが生じた場合も再送信や返金はできませんので、予めご了承ください。 なお、音声、画像は受講者でご調整ください。また、サービス利用にあたってのサポートは致しかねます。
  5. 配信中、異常と思われる接続を発見した場合、予告なく切断することがあります。
  6. Zoomの接続環境は【パソコン、有線またはWi-Fiのインターネット環境】推奨です。
なお、「Zoom」上では、個人情報は一切取得いたしません。開催時間中にURLにアクセスいただくと受講可能です。

開催概要

セミナー名 品質不具合を未然に防ぐ切り札「DRBFM」
日時 2021年 10月 28日(木) 10:00~17:00
会場 オンライン開催
Zoomを使ったWeb配信セミナーです
受講料

49,800円(税込み)
※上記は1名様の料金です。複数名での共有は禁止させていただきます。

定員 60名
※最少開催人数(15名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。
備考 演習で使用する「ラクリップ」を申込フォームにご登録いただいたご住所宛にお送りします。お申し込みの際は、必ず受講される場所を住所としてご入力ください。
※自宅で受講の場合は、申込フォームの「連絡先」欄を「自宅」にご変更ください。(この区分はデフォルトが「勤務先」となっております。)
主催 日経クロステック 日経ものづくり

講師紹介

寺倉 修(てらくら おさむ)氏
ワールドテック 代表取締役

寺倉 修<span class="fontSizeS">(てらくら おさむ)氏</span>

1978年デンソー(当時、日本電装)入社。車載用センサーおよびアクチュエーターの開発、設計業務に従事。日本初のオートワイパー用レインセインサー開発、レクサス搭載を実現したほか、20種類以上の車載用センサー、アクチュエーターを開発、設計。2005年ワールドテックを設立し、代表取締役に就任。製造業への開発・設計・生産などの技術を支援。2010年、東京大学大学院経済学研究科 ものづくり経営研究センター(MMRC)コンソーシアムで「モノづくりを支えるもう一つの力『設計力』」と題して講演。企業活力研究会「平成22年度 ものづくり競争力研究会」委員。2018年経済産業省「ものづくり白書」に「設計段階での品質管理の重要性」を提言し、掲載された。その他、研修講演多数。著書に『開発設計の教科書』(日経BP)などがある。

プログラム

「導入編」でDRBFMの狙いを解説し、「DRBFM手法開発編」でDRBFMの手法の解説と演習を組み合わせて行います。

 【導入編】

問題解決のための創造的手法としてのDRBFM
──DRBFMの役割と狙いを理解する

  • 1.品質不具合の未然防止とは
  • 2.ブレークスルーのための3要件
  • 3.信頼性設計への取り組みの基本
  • 4.新しい設計をやる以上どこかは変わる
  • 5.DRBFMの狙い

 【DRBFM手法解説編】

DRBFMの詳細な手法や勘所を、演習を通し習得
──準備から詳細な手順を事例を交えながら解説

  • 1.QC手法の体系とDRBFM
  • 2.DRBFMとFTA
  • 3.DRBFMの事前準備
  • 4.DRBFMの作成手順
  • 5.DRBFMの運営
  • 6.結果の水平展開
  • 7.まとめ
※プログラム内容・講師は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承願います。

【お申し込み注意事項】

  • このセミナーは、ZoomによるリアルタイムWeb配信にてご提供します。
    視聴URLは、登録完了メールに記載していますので、当日まで大切に保存してください。
  • このセミナーの運営事務局を担当する、株式会社サンクからメールやお電話でご連絡を差し上げることがあります。ドメイン名(@55cinq.com)からのメールを受信できるようにしてください。
  • ※お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。
  • ※受講料のお支払い:請求書払い/クレジットカード払いが選択できます。
    お支払方法が「請求書」の方には、後日、請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますのであらかじめご了承ください。
    クレジットカード払いの場合、お支払い手続きにて決済が完了した後、以下「MyPageメニュー」にお申し込み内容が表示されます。
    <MyPage>https://ers.nikkeibp.co.jp/user/myPageLogin/
    各種書類(領収書等)の発行については、こちらをご覧ください。
  • ※講師企業と競合すると考えられる製品やサービスなどをご提供される会社の方は、主催者の判断に基づき受講をお断りさせていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。
  • ※講師の急病、天災その他の不可抗力、またはその他やむを得ない理由により、講座を中止する場合があります。この場合、未受講の講座の料金は返金いたします。