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 ミニストップは2019年10月1日、一部店舗でシステム移行後の午前0時過ぎにシステム障害が発生した。持ち帰りの食品は軽減税率により「税率8%」にもかかわらず、レシートに「税率10%」と誤記されるトラブルが生じた。支払金額は税率8%だったが印字が誤った。同店で確認したところ、午前9時には復旧していた。

午前0時台の誤記されているレシート(左)と午前9時台の正常に印字されているレシート。誤記レシートは食品に軽減税率対象を示す「軽」マークもない
午前0時台の誤記されているレシート(左)と午前9時台の正常に印字されているレシート。誤記レシートは食品に軽減税率対象を示す「軽」マークもない
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 一部店舗で発生したレシート誤記は持ち帰りの食品に「税率10%」と印字しているほか、支払額が内税方式のままになっていた。同社は消費増税を機に、支払額の計算を税込み価格を足し合わせる内税方式から、本体価格を足し合わせてから税額を計算する外税方式に切り替えると発表していたが、切り替わっていない状態だった。

 レシートが税率10%と誤記していても、本体価格100円のおにぎりが税込み108円で計算されるなど支払金額は税率8%で正しく計算されていた。現在は復旧しているため、システム移行段階に生じた一時的な誤記の可能性もある。