2018年、製薬企業の業績を直撃することになりそうなのが、2018年4月に実施される2018年度診療報酬改定だ。主な柱は、通常の薬価等の改定と、2017年末に中央社会保険医療協議会(中医協)で了承された薬価制度の抜本改革の2本。通常の薬価改定により、薬価は国費ベースで1500億円程度(-1.36%)、材料価格は国費ベースで100億円程度(-0.09%)、薬価制度の抜本改革により国費ベースで300億円程度(-0.29%)、医療費が抑制される見通しだ。国内の医療用医薬品市場は約10兆円(薬価ベース)と推計されているが、業界関係者によれば、「うち、7000億円以上(薬価ベース)の市場が消えるとみられている」。2018年4月以降、製薬各社の業績に影響が出ることになりそうだ。
特集
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2018年のトレンドを読み解く
薬価改定、医療情報、臨床研究、組換え表示、新薬承認どうなる?
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