セミナー紹介
デジタル化による経営改革のトレンドは強まるばかりです。一般企業もIT会社も同じです。ところが、ITサービスの提供側であるIT会社とシステム部やICT推進部門では慢性的な人手不足に陥っています。RPA・AI・ロボットなどの活用を推進したい業務部門も同様です。
このような状況においては、ITが関係する業務に携わる担当者の仕事の生産性と品質向上は待ったなしと言えるでしょう。また、昨今の情報システムトラブルを見ると、ITの技術だけではなく、人為的なミスや情報伝達不足が原因だと指摘されており、“IT業務に関するセルフコントロール(自己管理)を含めたITマネジメント能力”の強化が急務です。
ところが、このようなITマネジメント能力を、仕事で有効に発揮できる人材について、会社や組織の中だけで育成することはかなり困難です。日常の課題に追われがちな職場環境では、学ぶことなど後回しにされかねないからです。
この講座はITマネジメントの中核的な技能として、効果的な4つの「勝負場面」を取り上げ、グローバルスタンダードと実務の知見を学ぶだけでなく、チーム演習によって理解を深め実践力を修得するトレーニングコースです。
志を同じくする異業種(業界が違う会社)の人との意見交換や、現実のプロジェクトや職場を再現したチーム演習で確実にマネジメント力を身に付けることができます。毎回定員を上回る多数のお申し込みをいただいております。どうぞお早めにお申し込み下さい。
◆複数人割引価格を設けております。詳しくは 開催概要 をご確認ください。
開催概要
セミナー名 | システム部門とIT会社の若手・新人からリーダー・主任まで 現場を支える若手のための実践トレーニング【第26期】 |
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日時 | 2019年 6月 27日(木)・7月25日(木) 10:00~17:00 (開場 9:30) |
会場 | 東京・神谷町 日経BP(日経虎ノ門別館)5階 東京メトロ日比谷線「神谷町」駅より徒歩5分、 東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅より徒歩7分 |
受講料 |
98,000円(税込み) |
受講対象 | ユーザー企業のIT部門やIT推進部門の若手・新人からリーダー・主任までの方、デジタル化推進部門、経営・情報企画部門、事務管理部門、研究開発部門、業務部門の方でIT部門と仕事をしているか今後予定のある方、情報システム子会社やIT会社にお勤めの方。 ITSSでは、レベル1と2(補助者が必要)、3(独力でできる)を対象とし、レベル4(下位者を指導できる)を到達目標とします。 |
定員 | 48名 ※最少開催人数(20名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。 |
備考 | 【受講特典】
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主催 | 日経 xTECH 日経コンピュータ |
講師紹介
経営・ものづくり・ITアドバイザー/アーステミア 代表取締役社長
主な著書・連載に「図解ドラッカー入門」、「驚くほど利益が上がる業務改革の成功手順」(中経出版)、「教えてドラッカー 働く私はITでどこまで伸びるの?」、「CIOへの道」ITpro(現 日経 xTECH)連載(日経BP)などがある。
これまで、CIO養成講座(2003年~2008年 日経ビジネススクール、2009年以降 日経BP)など多数の講座を持ち、500社以上の情報システム部門のリーダーに、CIOの基本と実務ノウハウを提供してきた実績を持つ。
プログラム
【1日目 開発/プロジェクト編】
目指す人材:PMを支えプロジェクトの成功に貢献する人材になる。
プロジェクトは、PMだけに任せておいても成功しません。PMの強みを発揮させてプロジェクトを成功させるには、メンバー一人ひとりがリスクマネジメントの意識を持ち、的確な仕事をしなければなりません。そのためには、メンバーの誰かが模範を示し、率先して行動する必要があります。
1日目は、リスクマネジメントの勝負場面の意味を知り、理論的な裏づけを学ぶと共に、チーム演習で実際の行動をトレーニングすることで、無理なく修得できるように構成しています。
「開発/プロジェクト編」で修得を目指すもの
(受講者の個人差等があるため、修得を保証するものではございません)
■リスクを未然に防ぐ報告ができる。
■リスクマネジメントのポイントを実務で活用できる。
■WBSを洗い出しその優先順位をつけることができる。
■WBSを使いスケジュール表を作成できる。
■抜け漏れの無いリスケ(再日程計画)ができる。
■進捗報告書を作成できる。
■口頭で的確な進捗報告ができる。
■PMと相談してトラブルを未然に防ぐことができる。
■PMの意図を理解して他のメンバーの模範になれる。
コースガイダンス | |
10:00~10:10 | ・IT部門の役割変化と担当者に求められるマネジメントスキル |
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基礎編 | |
10:10~11:00 |
1.グローバルスタンダード ・PMBOK ・品質マネジメント(ISO9001) 2.プロジェクトのリスクマネジメント ・ITと人に関するリスクとは ・リスクチェックシート ・未然防止 |
[休憩10分] | |
11:10~12:00 |
3.仕事を計画する ・WBSとは ・優先順位の付け方 ・スケジューリングの仕方 4.プロジェクトの進捗会議 ・準備 ・進捗報告 ・PMとの対話 |
[お昼休憩 12:00~13:00] | |
実践編 | |
13:00~13:10 | チーム演習ガイダンス |
13:10~14:40 | チーム演習 シーン1:仕事を計画する ・WBSを洗い出しスケジュール表を作成する ・意見交換と解説 |
[休憩10分] | |
14:50~16:20 | シーン2:プロジェクトの進捗会議 ・進捗とリスクの報告を行う ・意見交換と解説 |
[休憩10分] | |
重要事項のまとめ | |
16:30~17:00 | ・本日の研修で学んだこと ・実務での勘所 |
【2日目 運用/業務改善編】
目指す人材:システム課長(現場リーダー)を支え、組織能力の強化に貢献する人材になる。
情報システムの運用・保守管理は、個別の担当者に任せておいても成功しません。“あの人しか知らない”と、業務が属人化すればするほどIT部門の信頼性と組織能力は低下する一方です。メンバー一人ひとりが仕事の品質を高め信頼性の高い情報システムを維持するという意識を持ち、的確に仕事をする必要があります。
2日目は、情報システムの運用・保守管理の勝負場面の意味を知り、理論的な裏づけを学ぶと共にチーム演習で実際の行動をトレーニングすることで、無理なく修得できるように構成しています。
「運用/業務改善編」で修得を目指すもの
(受講者の個人差等があるため、修得を保証するものではございません)
■IT部門の日常業務におけるITマネジメントを実務で活用できる。
■日常業務(運用/業務改善)の業務記録を作成できる。
■日常業務における品質マネジメントのポイントを活用できる。
■運用/業務定例会議の進め方を理解できる。
■変更要求を確実に把握し変更管理表を作成できる。
■変更管理に必要なコミュニケーションのポイントを修得できる。
■的確に変更管理の報告ができる。
■上司と相談して日常業務のITトラブルを未然に防ぐことができる。
■上司の意図を理解し他のメンバーの模範になれる。
コースガイダンス | |
10:00~10:10 | ・「開発/プロジェクト編」のおさらいと、「運用/業務改善編」のポイント |
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基礎編 | |
10:10~11:00 |
1.グローバルスタンダード ・COBIT ・ITIL ・CMMIなど |
[休憩10分] | |
11:10~12:00 |
2.IT部門の日常業務の役割 ・情報システムの改善 ・情報システムの運用保守 3.組織能力の向上 ・ITの内部統制 ・品質管理と品質保証 ・コミュニケーション ・作業記録 ・変更管理 ・報告と相談 |
[お昼休憩 12:00~13:00] | |
実践編 | |
13:00~13:10 | チーム演習ガイダンス |
13:10~14:40 | チーム演習 シーン3:日常業務の品質改善 ・業務記録とシステム運用の改善 ・報告と相談 ・意見交換と解説 |
[休憩10分] | |
14:50~16:20 | シーン4:システム変更とコミュニケーション ・変更管理とシステム変更の検討会議 ・コミュニケーション ・意見交換と解説 |
[休憩10分] | |
重要事項のまとめ | |
16:30~17:00 | ・本日の研修で学んだこと ・実務での勘所 |
【お申し込み注意事項】
- ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。
- ※お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。申し込んだ方の都合が悪くなった場合は、代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
- ※受講料のお支払い:後日、受講証・請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますのであらかじめご了承ください。
- ※講師企業と競合すると考えられる製品やサービスなどをご提供される会社の方は、主催者の判断に基づき受講をお断りさせていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。
- ※会場までの交通費や宿泊費は、受講される方のご負担となります。また、お子さま連れでのご参加はご遠慮ください。
- ※講師の急病、天災その他の不可抗力、またはその他やむを得ない理由により、講座を中止する場合があります。この場合、未受講の講座の料金は返金いたします。
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- 事業部門・企画開発管理部門・IT/DX推進部門のための「業務改革プロジェクトリーダー養成講座【第16期】」
- CIO・CDOとDX/IT部門長を支え、デジタル化の推進と変革リーダーとなる中堅社員を育成
「DX/システム部とIT会社の課長とその候補・PMOの実践力キャリア開発講座【第14期】」 - 企業の情報化・デジタル化を担う方のための「CIO養成講座 【第35期】」