セミナー紹介
「世界で戦える工場マネージャー養成講座」は、国内外を問わず工場のマネジメントを担う管理者に求められるスキルを体系的に学べる全2回の講座です(個別受講も可能)。
いま工場長や製造部長の職責にある人、あるいは近い将来に工場を統括する職責に就くべき人が、本講座の対象です。世界レベルで戦える工場をつくり上げるために重要なのは、何も特殊なマネジメントテクニックではありません。工場としてやるべきことを確実に行い、かつ工場を含めた製造業のサプライチェーン全体を俯瞰して考えることが重要です。
そのために必要な工場管理の基本や、サプライチェーンを通してきちんと造る条件、改善活動を通して品質をより良くする条件、原価管理を通してきちんと儲ける条件──。こうした世界で戦える工場マネージャーに必須のスキルの習得を本講座で狙います。
本講座では、世界で戦える工場マネージャーに欠かすことのできない「8つのポイント」を、全2回の講座で包括的に解説します。実践の場でよくある事例や、先進企業での活動事例などを紹介しながら、演習や討議で理解を深めるコースになっています。
第2回は、「工場のものづくり力を世界レベルに強化する」と題し、全体最適で工場のものづくり力を強化するためのスキルの理解と習得を狙います。工場では特定の機能を部分最適化するのではなく、受注から出荷に至るサプライチェーンを俯瞰しながら「全体最適」を実現しなければなりません。QCDS(品質・コスト・納期・安全)をどう実現するのか、小手先の手法論を振り回すのではなく、強い工場を実現するための考え方とその取り組み方について理解をすることを主眼において解説します。
世界で戦える工場をつくり上げるために、管理者に求められる能力やスキルを知ることができます。
世界水準で戦っている工場が、実際にどのような取り組みをしているのかを知ることができます。
実践経験が豊富な講師による実践的な事例の解説により、「自社でどこから手を着ければよいか」が分かります。
世界水準の工場マネジメントを押さえることで、将来の経営幹部の視点を身に付けることができます。
グループ討議や演習により自身の意見を確立することを促すため、より実践的に理解することができます。
開催概要
セミナー名 | 世界で戦える工場マネージャー養成講座(全2回) 工場のものづくり力を世界レベルに強化する |
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日時 | 2020年 3月 6日(金) 10:00~17:00(開場 9:30) |
会場 | 東京・新橋 Learning Square新橋 4階 JR・都営浅草線・東京メトロ銀座線 「新橋駅」 徒歩2分 |
受講料 |
49,800円(税込み) |
定員 | 60名 ※最少開催人数(15名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。 |
備考 | 電卓あるいは携帯・PCなど計算ができるツールをご持参ください。 |
主催 | 日経 xTECH、日経ものづくり |
講師紹介
ジェムコ日本経営 コンサルティング事業部 本部長コンサルタント
公益社団法人全日本能率連盟認定マネジメント・コンサルタント
ICMCI(国際公認経営コンサルティング協議会)認定コンサルタント
MBA(経営学修士)
プログラム (10:00~17:00)
ポイント1 経営成果とQCDを確保するための基本は5S
経営者の一員である工場マネージャーが必ず押さえておかねばならない5Sの考え方について理解することを狙います。
5Sはものづくりの基本と呼ばれ、どの会社でも実践していると言われていますが、現実には、多くが正しく理解できておらず、本来の目的を達成できていないのが現実です。 5Sを正しく理解することは、工場を強くすることだけでなく、経営に貢献できる工場づくりをすることでもあります。 工場でマネジメントの任に当たる人は、5Sが経営的にどのような意味を持ち、正しく経営に貢献するための5S進め方について理解することが重要です。
【 演習 】講師が提示した課題をもとにディスカッションを行います
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ポイント2 改善は工場全体を俯瞰するべし
工場での改善活動は部分的な視点ではなく、工場の活動全体を俯瞰した上で取り組むことが有効だということについて理解することを狙います。
部分最適な改善活動は、時には全体の効果を減少させてしまうこともあります。工場の“あるべき姿”を踏まえた全体最適な改善を行うことが重要です。 また経営成果を得るためには、ただ作業者に負荷をかけるような改善をするのではなく、「本来やらなくてもよいことを、やめさせる」という視点(ムダ・ロス視点)を持つことも必要です。 工場でマネジメントの任に当たる人は、実務者が部分最適に陥りやすい点に注意しながら、経営への効果と言う視点を踏まえた、全体最適での改善活動を推進することが求められます。
【 演習 】講師が提示した課題をもとにディスカッションを行います
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ポイント3 品質造り込みの基本を理解せよ
工場で品質を造り込むための重要なポイントについて理解することを狙います。
品質造り込みの考えは、各工程で何をすれば品質が確保できるのかをしっかり考えるプロセスが重要になりますが、このような視点は、社内の暗黙知(ノウハウ)の形式知化、そして取引先のプロセスを監査する際にも役立ちます。 さらに、工程から薄れつつある「三現主義」を改めて見直し、現場に根付いた(地に足が着いた)工場管理ができるための視点を理解することを狙います。昨今、ITの進歩や管理業務の増大など、さまざまな理由で、「現場」を見ないまま、「机上のデータ」だけで品質を議論する傾向が拡大しています。データは客観的な証拠として三現主義の現実を知るために極めて重要ですが、現場・現物を見ないままでは判断を誤ってしまうことがあります。 工場でマネジメントの任に当たる人は、品質造り込みの着眼点、そして三現主義へのこだわりを正しく持つことで、自工場の工程設計や品質確保、あるいは取引先の工程品質の確保を推進できるスキルを持つことが求められます。
【 演習 】講師が提示した課題をもとにディスカッションを行います
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ポイント4 コンプライアンス・安全なくして生産はない
工場の命運を左右する危険性を持つ、コンプライアンスと安全の確保に向けた考え方の理解を狙います。
工場は、QCDの維持・向上と同時に、社会的な要請であるコンプライアンス・安全への忠実な順守を求められます。 生産性や効率の追求など、工場の部分最適の姿を追い求めた結果、ひとたび品質不正などのコンプライアンス問題や、労働災害など安全の問題を発生させてしまうと、顧客を失うばかりか、企業が社会から厳しく指弾され、存続の危機に立たされることになります。 工場でマネジメントの任に当たる人は、自職場がコンプライアンスや安全を確実に守れるように組織を運営すると同時に、組織が正しい状態か否かを常に把握することが求められます。
【 演習 】講師が提示した課題をもとにディスカッションを行います
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【お申し込み注意事項】
- ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。
- ※お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。申し込んだ方の都合が悪くなった場合は、代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
- ※受講料のお支払い: お支払方法が「請求書」の方には、後日、受講証・請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますのであらかじめご了承ください。クレジットカード払いの場合、受講証・請求書の郵送はありません。お支払い手続きにて決済が完了した後、以下「MyPageメニュー」にお申し込み内容と受講証が表示されます。セミナー当日、ご自身で印刷した受講証をご持参いただくか、携帯端末などにMyPageから受講証を表示いただくようお願いいたします。
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<MyPage>https://ers.nikkeibp.co.jp/user/myPageLogin/ - ※講師企業と競合すると考えられる製品やサービスなどをご提供される会社の方は、主催者の判断に基づき受講をお断りさせていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。
- ※会場までの交通費や宿泊費は、受講される方のご負担となります。また、お子さま連れでのご参加はご遠慮ください。
- ※講師の急病、天災その他の不可抗力、またはその他やむを得ない理由により、講座を中止する場合があります。この場合、未受講の講座の料金は返金いたします。