本セミナーは、日程を変更して開催いたします。
日程が決定次第、受付を開始いたします。

セミナー紹介

 「利益の95%以上は原価企画で決まる」。これがトヨタ自動車の“常識”です。

 同社の場合、造りたいクルマ(製品)の商品企画と同時に原価の検討を開始し、目標とする原価を確実に達成した上で設計に入ります。原価こそ、最初につくり上げるべきもの。製品を決めると、原価をどのようにコントロールするかで、利益が決まると言っても過言ではありません。

 ところが現実は、「造りたい製品を設計し、原価を積み上げたら、目標原価を超えていた」というケースが多いのではないでしょうか。設計者が主導しながら、利益を生む原価をつくり上げる具体的な方法を伝授します。理解を深めるべく、演習も設けます。

※セミナー当日は、電卓を持参ください。

当セミナーの原価企画とは

 企業は、商品を企画して製品を開発する、または海外進出などの新規プロジェクトを企画します。莫大に投資するプロジェクトを意思決定する際の判断基準が、原価企画です。逆に言えば、原価企画が成立する(すなわち、利益を創出できる)ように、プロジェクト(商品開発・製品開発など)の内容を改善・修正する必要があります。原価企画とプロジェクト企画は対であり、クルマの両輪です。また、この原価企画が、製品の開発段階以降において、業務の規範と目標になります。

 このセミナーでは、生産結果を集計する従来の原価ではなく、真から原価を理解し、創造し、先手でつくり上げる方法を習得することを目的とします。


受講効果

チェック会社全体、全員の原価に関する活動を習得し、原価に対する考え方、取り組みを改善し、大幅な原価低減ができます。

チェック経営判断(新商品と新製品開発、新規分野の進出、海外進出)をこの原価企画で、適切に判断できます。

チェック全員が参加する原価低減ですので、原価低減の効果が非常に大きくなります。

チェック理論だけでなく、豊富な演習と実例を説明します。

開催概要

セミナー名 設計前に利益をつくる「トヨタ流原価企画と原価管理」
日時 2020年 5月 22日(金)10:00~17:00 (開場 9:30)
会場 東京・新橋
Learning Square新橋 6F
JR・都営浅草線・東京メトロ銀座線 「新橋駅」 徒歩2分
受講料

49,800円(税込み)
※受講料には、昼食は含まれておりません。

定員 60名
※最少開催人数(15名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。
主催 日経クロステック 日経ものづくり

講師紹介

堀切 俊雄(ほりきり としお)氏
豊田エンジニアリング 代表取締役会長

堀切 俊雄<span class="fontSizeS">(ほりきり としお)氏</span>

1966年にトヨタ自動車入社以後、約36年にわたって生産技術部、海外生産企画部、海外技術部、GPC、中国部などに在籍。海外では、台湾の国瑞汽車(トヨタの海外工場)の技術部兼製造部部長を務める。定年時は中国主査。同社退職後、トヨタ生産方式などのコンサルティング会社である、豊田エンジニアリングを設立し、代表取締役(現CEO)として活躍後、2017年1月より代表取締役会長。日本はもとより、海外でも積極的に指導を行っている。

プログラム (10:00~17:00)

初めに

  • (1)講座全体の概要
  • (2)原価の理解度のレベル
  • (3)企業の環境

1.原価管理

  • (1)原価管理とは
  • (2)トヨタの原価管理の概要
  • (3)原価の多面性

2.原価企画

  • (1)商品企画と各プロジェクトの関係
  • (2)原価企画の体系──社内体制、位置づけ(意思決定)
  • (3)製品企画の要件(構成要素)
  • (4)原価企画

3.原価計画

  • (1)原価計画の概要
  • (2)原価計画の達成
    • 方法と体制
    • 検討と達成ツール

4.原価低減の実践

  • (1)設計・開発の段階──開発設計段階での原価低減
  • (2)購入部品──購入部品、購入材料の原価低減
  • (3)生産準備段階──工程設計、設備設計での原価低減
  • (4)製造準備段階──生産開始前での原価低減
    • 生産段階──生産段階での原価低減
    • 仕入先の原価低減

5.経済性検討

  • (1)経済性検討(損得の判断)
  • (2)経済性の優劣を判定するための比較原則
  • (3)経済計算と原価計算
  • (4)経済性比較の原則
  • (5)埋没原価
  • 【演習】経済性検討
※プログラム内容・講師は予告なく変更になることがあります。予めご了承ください。

【お申し込み注意事項】

  • ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。
  • ※お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。申し込んだ方の都合が悪くなった場合は、代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
  • ※受講料のお支払い: お支払方法が「請求書」の方には、後日、受講証・請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますのであらかじめご了承ください。クレジットカード払いの場合、受講証・請求書の郵送はありません。お支払い手続きにて決済が完了した後、以下「MyPageメニュー」にお申し込み内容と受講証が表示されます。セミナー当日、ご自身で印刷した受講証をご持参いただくか、携帯端末などにMyPageから受講証を表示いただくようお願いいたします。
    <MyPage>https://ers.nikkeibp.co.jp/user/myPageLogin/
  • ※講師企業と競合すると考えられる製品やサービスなどをご提供される会社の方は、主催者の判断に基づき受講をお断りさせていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。
  • ※会場までの交通費や宿泊費は、受講される方のご負担となります。また、お子さま連れでのご参加はご遠慮ください。
  • ※講師の急病、天災その他の不可抗力、またはその他やむを得ない理由により、講座を中止する場合があります。この場合、未受講の講座の料金は返金いたします。