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核酸に作用して、スプライシングや蛋白質翻訳を正常化

 核酸を創薬標的とした低分子化合物の研究に注目が集まりつつある。一本鎖のmRNAの部分的構造や、疾患に特徴的にみられるDNAの構造(非相補的な塩基対)を認識し、スプライシングを正常化したり、異常な蛋白質翻訳を阻害する低分子化合物を探索する取り組みが国内外で広がっている。もし実現すれば、新しいクラスの低分子薬として実用化されることになる。

 活性部位がなく、これまで狙いにくかった蛋白質や蛋白質間相互作用(PPI)であっても、その上流のmRNAであれば狙うことができる他、蛋白質に翻訳されずに機能するノンコーディングRNA(ncRNA)も創薬標的にすることができる。海外では、核酸を創薬標的とした低分子薬の開発を手掛けるベンチャー企業が相次いで立ち上がっており、グローバルの大手製薬企業の中にも取り組むところが出始めた。

国内外の創薬研究は、どのような段階なのか――。
核酸医薬とのすみ分けはどうなるのか――。
核酸を標的とする化合物の特異性は出せるのか――。

 本セミナーでは、核酸を創薬標的とした低分子薬の創薬研究に携わっているベンチャー企業やアカデミアの専門家を迎え、最新の研究開発状況、創薬手法、創薬の課題などについて考えたい。活発な議論を通じ、情報共有やネットワーキングにご活用いただければ幸いだ。

開催概要

セミナー名 日経バイオテク プロフェッショナルセミナー
低分子薬で核酸を標的に
日時 2018年 12月 5日(水)13:00~17:30 (開場12:30)
会場 東京・神谷町
日経BP社 本館5Fセミナーホール
・東京メトロ日比谷線 「神谷町駅」4b出口より徒歩5分
・東京メトロ南北線  「六本木一丁目駅」泉ガーデン出口より徒歩7分
受講料

37,000円(税込み)
[一般価格]

31,000円(税込み)
[読者特価]
※日経バイオテクを定期購読されている方は、読者特価にてお申し込みいただけます。
※日経バイオテクONLINE法人版(Pharma Business)会員は、ホームページの「おしらせ」からお申し込みください。

定員 80名
※最少開催人数(16名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。
主催 日経バイオテク

プログラム

13:00~13:05
開会挨拶
日経バイオテク 編集長
橋本 宗明
13:05~13:15
解説「低分子薬の新しいパラダイム」
日経バイオテク 副編集長
久保田 文
13:15~13:55
立体構造情報に基づくRNAターゲット創薬 -その方法・実例・可能性-
上智大学 理工学部 准教授
近藤 次郎
13:55~14:55
核酸を標的とした低分子創薬 ~その歴史と現状~
Veritas In Silico 代表取締役社長
中村 慎吾
15:05~15:45
RNAを標的とした低分子の創成 ~本当に可能ですよ~
大阪大学 産業科学研究所 教授
中谷 和彦
15:45~16:25
がん関連mRNAが形成する四重らせん構造に対する分子標的型光線力学療法
甲南大学 フロンティアサイエンス学部 教授
三好 大輔
16:40~17:30
パネルディスカッション

パネリスト :各講演者の皆様
       井上 貴雄 (国立医薬品食品衛生研究所 遺伝子医薬部 第2室(核酸医薬室) 室長)
       須田 仁志 (大日本住友製薬 化学研究ユニット 第1グループ 主任研究員)
モデレーター:久保田 文 (日経バイオテク 副編集長)

※プログラム内容・講師は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承願います。


【お申し込み注意事項】

  • ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。
  • ※お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。申し込んだ方の都合が悪くなった場合は、代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
  • ※受講料のお支払い: お支払方法が「請求書」の方には、後日、受講証・請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますのであらかじめご了承ください。クレジットカード払いの場合、受講証・請求書の郵送はありません。お支払い手続きにて決済が完了した後、以下「MyPageメニュー」にお申し込み内容と受講証が表示されます。セミナー当日、ご自身で印刷した受講証をご持参いただくか、携帯端末などにMyPageから受講証を表示いただくようお願いいたします。
    <MyPage>https://ers.nikkeibp.co.jp/user/myPageLogin/
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