セミナー紹介
中国駐在中に日本の設計者と中国の部品メーカーとの橋渡し業務を行っていたとき、中国で不良品や業務上のトラブルを起こしやすい人と、そうでない人がいることに気付いた。そのことにより、中国での問題の原因は実は日本人にもあるのではないかと考え始めた。結果、それは日本人の仕事の仕方の特殊性にあることが分かった。「あうんの呼吸」で仕事を進め、優秀な職人のいる日本の町工場に頼ったものづくりをしてきた日本人は、その仕事の仕方をそのまま中国に持ち込んでいたのであった。
しかしその半面、日本人が自らの特殊性をしっかり理解すれば、中国での問題の多くは回避できるということでもあった。その方法は次の3つを理解することである。
- 中国人の国民性による仕事の仕方
- 確実に伝わる会話と情報の出し方
- 日本で確認不要の製造現場の確認方法
これらを中国メーカーに対する「3つのアプローチ」として理解して実践すれば、問題はあまり起こらないのである。
またこれら「3つのアプローチ」を理解した上で、中国やアジア圏で仕事をすることが当たり前になってきている日本の設計者に、次の2つをお伝えする。
- 製品化プロセスにおける中国メーカーとの関わり方
- 一目置かれる日本人の立ち振る舞い
EMS(組立メーカー)の仕事がほぼ中国をはじめとするアジア圏に奪われ、部品メーカー(プレス、樹脂、ダイカスト)の存続も窮地に立たされている。「ものづくりの国、日本」として設計分野がこれまで通りに世界のトップであり続けるためには、中国やアジア圏で仕事をする日本の設計者が、高い「設計力」を維持し続ける必要がある。
本講座では日本の設計者が、製品化全般にわたる設計業務において「設計力」を中国やアジア圏でも存分に発揮できる方法を実践的かつ具体的にお伝えする。
中国人との国民性の違いによる仕事の仕方を理解し、中国メーカーとの業務上のトラブルがなくなる。
中国人へ言いたいことを確実に伝える会話の仕方や、確実に情報を伝達できる会議/メールの出し方を理解できる。
製造現場での品質不良の原因の見つけ方を理解し、その適切な対策を講じられる。
製品化プロセスの中国メーカーと関わる箇所で、トラブルを事前回避する適切な対応ができる。
中国人に一目置かれる日本人の立ち振る舞いができる。
開催概要
セミナー名 | 元ソニー設計者直伝 トラブルを防ぐ日本設計×中国製造の具体的実践法 |
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日時 | 2019年 11月 12日(火)10:00~17:00 (開場 9:30) |
会場 | 東京・新橋 Learning Square新橋 6F JR・都営浅草線・東京メトロ銀座線 「新橋駅」 徒歩2分 |
受講料 |
49,800円(税込み) |
定員 | 60名 ※最少開催人数(15名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。 |
主催 | 日経 xTECH 日経ものづくり |
講師紹介
ロジ 代表、元ソニー 設計者
プログラム (10:00~17:00)
「あうんの呼吸」に頼る日本人設計者と不良品を作る中国メーカーの現状 |
不良品と業務上のトラブルをなくす3つのアプローチ
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日程作成で配慮すべきポイント |
曖昧な指示をなくす図面作成のポイント |
設計者による中国メーカーの選定基準
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部品不良をなくす中国メーカーとの関わり方
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金型打合せの中国メーカー訪問ですべきこと
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日本語通訳に確実に情報を伝える話し方
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中国人へ確実に依頼を伝える情報の出し方
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中国人の国民性を理解した日本人の仕事の仕方
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不良品の発生する原因とその場所
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量産で不良品を生まない製造ラインの確認方法
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量産後の不良品への適切な対処方法
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一目置かれる日本人になるには |
【お申し込み注意事項】
- ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。
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