本セミナーは、日程を変更して開催いたします。
日程が決定次第、受付を開始いたします。

セミナー紹介

本講座は、成果に直結して実践しやすいモジュラーデザインの進め方を伝授します。

市場の拡大と顧客の嗜好の多様化、競争の激化によって、「多品種」の展開が求められています。その結果、多くの企業が悩んでいるのが「部品の種類の多さ」です。一方で、「人」「もの」「カネ」の経営資源は限られています。限られた経営資源の中で、部品点数を抑えつつ多品種展開を可能にする方法の1つが、モジュラーデザインです。

既に世界の大手自動車メーカーがモジュラーデザインを本格的にスタートさせました。日本企業もモジュラーデザインを導入し始めています。モジュラーデザイン導入のために検討を重ねている企業も増えています。

しかし、モジュラーデザインの理解は決して簡単ではありません。資料に目を通し、先進的な企業の事例を学んでも、「考え方は分かるけれど、具体的な進め方が分からない」「モジュラーデザインを導入したが成果が出ない」などと、悩んでいる人も多いでしょう。そもそも、「モジュラーデザインを基礎から学びたい」人もいるでしょう。

本講座はこうした悩みを解消するために、成果に直結して実践しやすいモジュラーデザインの進め方を伝授します。具体的には、「部品数マネジメント」(経営のポイント)と効率的な設計手法である「モジュラーデザイン」(設計技術のポイント)を学びます。企画段階からのアプローチについて経験的解説も加えることで、さらに成功確率を高めます。

この講座の最大の特徴は「実績」です。講師はVPM技術研究所代表取締役所長の佐藤嘉彦氏。佐藤氏はいすゞ自動車時代に、部品数マネジメントとモジュラーデザインを実践し、存続が危ぶまれた同社を救うために辣腕をふるいました。「V」字形回復当時100万点あった部品を30万点にまで絞り込みました。いすゞ自動車の危機は1990年代のこと。決して“古い話”ではなく、今なおいすゞ自動車で成果を出し続けている手法です。

一過性ではなく、持続性のある部品数削減を実現する手法をぜひ、本講座で学んでください。

※講座をより充実させるため、プログラムに変更が加わる可能性があります。

受講効果

チェック日々習慣的に設計業務を営んできている部品設計が、「利益設計」であることに気付くことができます。

チェック単に部品設計を行う世界から、「戦略的部品設計」へと転換できます。

チェック部品数マネジメントが工夫を凝らすトリガーであることを学び、創造の世界が始まります。

チェックCAD(Copy Aided Design)に向き合うだけの設計から脱却できます。

チェックモジュール化された部品群こそIoTの情報源でありAIの要素になります。

開催概要

セミナー名 部品数を削減!実践的モジュラーデザインと部品数マネジメント
日時 2020年 5月 18日(月) 10:00~17:00(開場 9:30)
会場 東京・新橋
Learning Square新橋 4F
JR・都営浅草線・東京メトロ銀座線 「新橋駅」 徒歩2分
受講料

49,800円(税込み)
※受講料には、昼食は含まれておりません。

定員 60名
※最少開催人数(15名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。
主催 日経クロステック 日経ものづくり

講師紹介

佐藤 嘉彦(さとう よしひこ)氏
VPM技術研究所 代表取締役 所長
技術経営修士

佐藤 嘉彦<span class="fontSizeS">(さとう よしひこ)氏</span>

日本におけるVE、テアダウン、MD(Modular Design)の第一人者。 1963年、いすゞ自動車入社。生産技術部を経て、2年間出向(モーターボートビジネスに携わる)。復職後、原価企画・管理担当部長や原価技術推進部長などを歴任し、原価改善を推し進める。その間(1976年)、いすゞ(佐藤)式テアダウン法を確立(公開)し、日本のテアダウンの礎を築く。1988年に米国VE協会(SAVE)より日本の自動車業界で最初のCVS(Certified Value Specialist)に認定される。1991年にはいすゞ自動車の経営危機に再建スタッフとして活躍し、同社を復活に導く。1995年には日本人初のSAVE Fellowに就任。1997年には「日経メカニカル」(現「日経ものづくり」)誌上でMD(Modular Design)を公開した。1997年に起業し、VPM技術研究所所長に就任。コンサルタントとして、ものづくりの現場を回り続ける。指導企業は18社で、指導日数は延べ2750日を超える。著書多数(日経メカニカル、日経ものづくり誌のべ48か月連載)。本講座受講前に、日経BP刊「VEの魂」(講師著)の通読を推奨する。

プログラム (10:00~17:00)

第1部「今、世の中は」――問題点の共有

  • ●アベノミクスで一見好調? しかし、円安での加速力は…。再び円高基調で陰りだした
  • ●あなたの会社は?――何をして好調になりましたか?
  • ●再び企業内の固定費が重くなってきた。その遠因は部品の種類数。気づいている企業はどれだけあるか
  • ●100万点あった部品数を30万点に。そしてそれを10年以上も維持した経験を語る

第2部「部品数マネジメント:部品数増加の問題点」

その1:なぜ部品は増えるのか

  • ●管理会計と財務会計…部品発生が会計に表れてこない
    ・管理会計は、計算結果製品の収益力を評価し、更に挙げる着眼点を掴むもの
    ・財務会計は、会社の1年間の業績を数値化するもの
    ・今日設計した製品(部品)の収支計算は?
  • ●部品発生のリスクと競争力低下の要因
  • ●なぜ部品数増加を抑止できなかったか

その2:なぜいすゞ自動車は部品数削減に成功したか

  • ●売れ筋商品と売れない商品の整理。古バリエーションは販売の条件か
  • ●言いなり受注(商品開発)からお勧め販売
  • ●総量抑制(部品数マネジメント)とメリハリ設計
  • ●モジュラーデザインの導入
  • ●廃番制度と補給部品互換性制度の確立
  • ●部品数マネジメントが企業存続か否かのピンチを救った。その秘訣は?

第3部「MD(Modular Design)とは」

  • ●新部品と利益確保の矛盾
  • ●メリハリ設計:勝負する部位と勝負しない部位
  • ●MDの基本思想
  • ●組み合わせ設計のメニュー
  • ●Base+Optionの製品構造
  • ●共通化とMD化の相違
  • ●最適設計を施したベースデザインと法則に則ったレンジ設計
  • ●一般消費財のMD、装置・機械設計のMD、MDの応用

第4部「部品数マネジメントと原価企画」

  • ●新規に発生する部品は、新商品の売り上げを増すことができるか
  • ●部品コスト(投資)は新商品原価の重要な要因である
  • ●原価企画の原点の確認と部品数マネジメントの関係
  • ●部品数マネジメントは構想段階から始まる。「共通化構想書」の創り方

第5部「まとめ」

  • ●この戦略に抵抗がある! その乗り切り方
  • ●この戦略:成功の秘訣
※プログラム内容・講師は予告なく変更になることがあります。予めご了承ください。

【お申し込み注意事項】

  • ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。
  • ※お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。申し込んだ方の都合が悪くなった場合は、代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
  • ※受講料のお支払い: お支払方法が「請求書」の方には、後日、受講証・請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますのであらかじめご了承ください。クレジットカード払いの場合、受講証・請求書の郵送はありません。お支払い手続きにて決済が完了した後、以下「MyPageメニュー」にお申し込み内容と受講証が表示されます。セミナー当日、ご自身で印刷した受講証をご持参いただくか、携帯端末などにMyPageから受講証を表示いただくようお願いいたします。
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  • ※講師企業と競合すると考えられる製品やサービスなどをご提供される会社の方は、主催者の判断に基づき受講をお断りさせていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。
  • ※会場までの交通費や宿泊費は、受講される方のご負担となります。また、お子さま連れでのご参加はご遠慮ください。
  • ※講師の急病、天災その他の不可抗力、またはその他やむを得ない理由により、講座を中止する場合があります。この場合、未受講の講座の料金は返金いたします。