本セミナーは予定通り、東京・秋葉原のUDXカンファレンスにて集合型セミナーとして開催いたします。お申し込み済みの方は、当日会場にお越しください。
セミナー紹介
日経BP クロステック/総合研究所では2019年夏よりテスラ モデル3/モデルSを分解して分析するプロジェクトを実施してきました。同年12月に調査レポート「テスラ『モデル3/モデルS』徹底分解【全体編】」および「同【ECU編】」を発行したのを皮切りに、2020年3月には「同【電池編】」と「同【インバーター/モーター編】」を発行しました。
この調査は驚きの連続でした。特に、モデル3は、既存の自動車産業に対するしがらみのないテスラがゼロから設計したもので、既存の自動車メーカーにはまねできない斬新な設計がIVI(車載情報端末)、車載コンピューター、インバーター、車載充電器、電池、ボディーコントローラー、空調など、あらゆる部分に見られます。
本セミナーでは、レポートを執筆するために、実際に分析を行った研究者が一堂に会し、レポートのエッセンスに加え、その後新たに判明した内容についてご紹介いたします。
開催概要
セミナー名 | テスラ「モデル3」徹底分解セミナー |
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日時 | 2020年9月18日(金) 13:00~18:00 (開場12:45) |
会場 | 東京・秋葉原 UDXカンファレンス6階 〒101-0021 東京都千代田区外神田4-14-1 |
受講料 |
98,000円(税込み) |
定員 | 60名 ※最少開催人数(6名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。 |
主催 | 日経エレクトロニクス |
協力 | 日経BP総研 |
プログラム (13:00~18:00)
13:00-13:40 |
テスラ分解プロジェクト概要と「ペントハウス」分析
モデル3の分解プロジェクトの概要をはじめ、分解によって判明したテスラ独自の設計思想や技術開発の方向性について解説する。さらに本講演では、電池パック後方上部に設置された「ペントハウス」と呼ぶ、高電圧直流の電力変換や制御に関わる独自モジュールにフォーカスし、高電圧コントローラーやパイロヒューズなどテスラ独自の部品について分析結果を説明する。
狩集 浩志
日経BP 総合研究所 上席研究員 |
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13:40-14:25 |
テスラ モデル3「ボディーコントローラー」分析
モデル3は、その電子装備において極端なまでの集中化を実現した。その核は、自動運転用のオートパイロットECU、運転車と車両/サービスの接点となる車載コンピューター、アクチュエーターの制御を一括管理するボディーコントローラーからなる。本講演では、このモデル3の特異なアーキテクチャーについて解説すると共に、独自に調査したボディーコントローラーについて分析結果を説明する。
中道 理
日経BP 日経エレクトロニクス 編集長 |
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14:25-15:10 |
完全自動運転を目指したモデル3のオートパイロットECU分析
モデル3はオートパイロトットECUと呼ぶ自動運転用ユニットを持つ。この基板には72TOPS(Tera Operations Per Second)の処理能力を持つニューラルネットワーク用のアクセラレーター回路を備えたSoCが搭載されている。本講演ではこのオートパイロットECUに焦点を当て、各種センサーとのネットワーク構成、半導体やコンデンサーなどの搭載部品について解説するとともに、日産リーフやアウディA8などの自動運転用ECUとの比較を試みる。加えて、運転者への通知手段、不具合発生時に備えて講じられていると考えられる冗長手段についても論じる。
柏尾 南壮氏
フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ ディレクター |
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15:10-15:20 | 休 憩 | ||||
15:20-16:05 |
テスラ採用の円筒型リチウムイオン電池のセル特性と材料系変遷について
テスラの「モデル3」「モデルS」に搭載されている円筒型セルについて、電池セルの充放電特性や高レート特性、サイクル特性をはじめ、セルを構成する正極と負極、セパレーターの材料分析を実施した。モデルSは2015年製のセルと新車のセルを比較し、外形サイズは同じながら電極構造や材料系が変更になっていることが判明。最新のモデル3のセルでの進展を分析しつつ、セルの特性や材料系の変遷について解説する。
向井 孝志氏
ATTACCATO 代表 |
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16:05-16:50 |
モデル3の次世代SiCインバーター実装技術と最新車載充電器の分解分析と将来技術予測
モデル3のインバーターと車載充電器(OBC)は、世界で初めて全てのデバイスにSiCパワー半導体を適用した挑戦的な技術が投入されている。これは、今後の次世代自動車におけるキーテクノロジーを予測するにあたり、中心的な議論の材料となる。回路システム、磁性材料、半導体デバイス、ノイズ、実装技術の各技術領域の視点から議論を切り込み、次のテスラのモデル、並びに各社が発表を控える次世代電気自動車の電力変換器のあるべき姿について、将来像を掲示する。
山本 真義氏
名古屋大学 未来材料・システム研究所 教授 |
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17:00-18:00 |
質疑応答&パネルディスカッション
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