手ぶれや振動などを強力に抑制できる、小型の「ジンバルカメラ」が人気を博している。「スタビライザー」とも呼ばれるジンバルは、カメラ部分が上下左右に動くことでレンズの動きを抑える。
手持ちの撮影はもちろんのこと、歩いたり走ったりしながら撮影しても上下左右の揺れを軽減できるので、スムーズに流れるような動画を気軽に撮影できる。
スマートフォンやアクションカメラ、デジタルカメラなどを取り付けて使うタイプのジンバルが多かったが、中国DJIの「Osmo Pocket(オズモポケット)」の登場以降、カメラ一体型の小型ジンバルカメラも増えてきた。
2021年11月現在、「Osmo Pocket 2」のほか、ケンコー・トキナーの「MOZA MOIN Camera MPC01 」、ロア・インターナショナルの「POMi Pocket Gimbal」など多くのジンバルカメラがあり、3万~5万円程度(税込み、以下同)の価格帯で購入できる。
ジンバルカメラも2世代目の製品が登場し始めた。例えば、中国FeiyuTech(フェイユーテック)の「Feiyu Pocket 2S」は、カメラ部分が本体から分離するジンバルカメラだ。手ぶれや振動などを強力に抑制する特長を生かしつつ、カメラ部分を本体から分離させて、アクションカメラのような使い方もできる。
クラウドファンディングサイト「Makuake」で応援購入を募ったところ、目標金額30万円に対して約8292万円の注文を得た。一般販売時の価格は4万5000円を予定する。
今回はFeiyu Pocket 2Sによる動画撮影を試す。