本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使って当日ライブ配信します。
※開催後の見逃し配信はございません。

2022年3月8日(火)13時で締め切らせていただきます。

セミナー紹介

資源・エネルギー・環境問題を解決する科学技術として、近年になって人工光合成が注目されている。これまで世界中で50年以上研究されてきたが、2000年以降の進歩には目を見張るものがある。政府関係の話やマスコミでもしばしば取り上げられるようになり、今年は豊田中央研究所がギ酸の合成を報道発表した例が記憶に新しい。

実際に工業化を目指す人工光合成の代表的な例は、水を分解して水素を製造する反応と水を水素源として二酸化炭素(CO2)を資源化する反応である。特に、光触媒を用いた水分解は、化石燃料に頼らない水素製造法である。この反応は、クリーン水素エネルギー製造のみならず、化学工業における基幹原料合成という観点からも重要な反応といえる。

人工光合成を考える上では、これまでどのような研究がなされ、何が課題点だったのか、現状はどうなっているのか、今後すべき課題は何かを正しく理解することが大切である。

本講演では、水分解による水素製造やCO2の資源化に関する人工光合成光触媒の基礎や研究動向、これらの技術に関する論文、特許、実験結果を評価するときの留意点などを学ぶことができる。この講演をきっかけに、人工光合成研究の裾野が広がり、さらには新たな産業創成に繋がることを期待する。


本講座の特徴

チェック水分解による水素製造やCO2の資源化に関する人工光合成光触媒の基礎や研究動向を理解します

チェックこれらの技術に関する論文、特許、実験結果を評価するときの留意点などを学びます

チェック人工光合成を考える上で、どのような研究がなされ、何が課題点だったのか、現状はどうなっているのか、今後すべき課題は何かを正しく理解することができます


■視聴にあたって
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なお、「Zoom」上では、個人情報は一切取得いたしません。開催時間中にURLにアクセスいただくと受講可能です。

開催概要

セミナー名 人工光合成技術の最前線と光触媒技術の課題
日時 2022年 3月 8日(火)13:00~17:00
会場 オンライン開催
Zoomを使ったWeb配信セミナーです
受講料

52,000円(税込み)
※上記は1名様の料金です。複数名での共有は禁止させていただきます。

定員 60名
※最少開催人数(15名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。
主催 日経クロステック 日経エレクトロニクス

講師紹介

工藤 昭彦 (くどう あきひこ)氏
東京理科大学理学部第一部応用化学科 教授

工藤 昭彦 <span class="fontSizeS">(くどう あきひこ)氏</span>

1983.3 東京理科大学理学部第一部化学科卒業
1988.3 東京工業大学大学院総合理工学研究科電子化学専攻
博士後期課程修了(理学博士)
1988.4 Univ. of Texas at Austin 博士研究員
1989.11 東京工業大学大学院総合理工学研究科電子化学専攻・助手
1995.4 東京理科大学理学部第一部応用化学科・講師
1998.4 東京理科大学理学部第一部応用化学科・助教授
2003.4~ 現在 東京理科大学理学部第一部応用化学科・教授

プログラム (13:00~17:00)

第1部(人工光合成研究の背景、一般的な話)
  • 人工光合成とは、その意義と重要性
  • 天然の光合成と人工光合成
  • クリーンエネルギーおよび化学工業における期間物質としての水素
  • 水から水素を作ることの重要性
  • 研究の歴史
  • 国内外の動向
  • ソーラー水分解水素製造最前線
第2部(光触媒を用いた人工光合成の実際、技術的な話)
  • 半導体光触媒を用いた水分解・二酸化炭素還元の反応スキーム
  • 性能評価における留意するべきポイント
  • 金属酸化物および硫化物を用いた水分解光触媒系
    ・単一粒子型光触媒、Zスキーム型光触媒、半導体光電極の例の紹介
  • 金属酸化物および硫化物を用いた水を電子源とした二酸化炭素還元光触媒系
    ・単一粒子型光触媒、Zスキーム型光触媒、半導体光電極の例の紹介
  • 今後の課題

【お申し込み注意事項】

  • このセミナーは、ZoomによるリアルタイムWeb配信にてご提供します。
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