本講座は都合により中止とさせていただきました。
何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
セミナー紹介
コロナ禍の収束が見えない中、一部の産業は既存事業の鈍化に伴って新規事業の検討をすすめています。無線関連産業でも活発に新規事業が企画されていますが、いくつかの問題に直面しており、無線技術のコンサルティングを仕事としている講師にも、その問題の解決の糸口を探るご相談が増えてきました。その事例を以下に示します。
UHF帯ワイヤレス電力伝送での技術課題近年、話題になっているUHF帯を用いた長距離のワイヤレス電力伝送(ワイヤレス給電)において、受電側で電波のエネルギーを効率よく電源に変換する技術は、アンテナだけの技術ではなく、高効率な整流回路の技術も必要になります。ただし、これらを個別に設計して接続しても、接続部で損失が発生してしまうため、アンテナと整流回路(レクティファイア)を一体化した「レクテナ」の設計を行う方が良いです。レクテナ設計で注意しなければならないこととして、(1)整流回路が発生する高調波雑音が周囲の電子機器に障害を与えないようにする、(2)受電側アンテナから空間に再放射させないようにする配慮が必要となります。
超至近距離のアンテナ設計コロナの感染対策として非接触技術が注目されています。非接触ということは、限りなく接触に近い無線通信を考えますが、そこに用いるアンテナは、送信側と受信側の距離が近すぎて、各々のアンテナが空間で結合してしまい、設計が非常に難しくなります。そこで、人体通信(HBC)に用いる電極のような非同調のアンテナ設計を行います。
断熱効果の高い住宅での電波の問題政府もスマートフォンを用いてのデジタル化を推進していますが、近年の住宅は光熱費を節約する目的で、窓ガラスや壁に金属をコーティングして断熱性を高めています。ところが、これが原因で、屋外からの電波が室内のスマートフォンに届きにくくなっていることが、今後、問題視されてくると思います。
本セミナーでは、講師が過去のセミナーで行ってきたアンテナの基本技術の解説に加え、上記の3つの技術課題についての対策を詳説します。試作品などを会場で実際に見たり体験しながら講師が対面での解説を行う事で、より一層最新技術への理解を深められます。
最近の無線環境における諸問題について理解します。
様々な問題に対応したアンテナ設計の考え方を学びます。
実際に現物を見ながら、自身の会社に求められる顧客への解決策について、リモート開催ではできないノウハウを学びます。
開催概要
セミナー名 | 無線への新たなニーズに対応するアンテナの設計 |
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日時 | 2022年6月14日(火) 10:00~17:00(開場予定9:30) |
会場 | 東京・神田 エッサム神田ホール 1号館 ●JR神田駅 東口 徒歩1分 ●東京メトロ銀座線 神田駅 3出口 前 |
受講料 |
52,000円(税込み) |
定員 | 50名 ※最少開催人数(15名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。 |
主催 | 日経クロステック、日経エレクトロニクス |
講師紹介
アンプレット通信研究所(A.C.L.)
アンプレットでこれまでに手掛けた受託開発案件は、携帯電話端末、ワイヤレス・ブロードバンド装置、近距離無線機器、衛星通信機器、RFID、ミリ波衝突防止レーダ、人工衛星レーザ測距装置、ページャ、組込無線機器、人体通信装置などがある。
プログラム (10:00~17:00)
はじめに
2-1 何故、グラウンドがあるとイメージアンテナができてしまうのか
2-2 グラウンド、金属板があるときはアンテナは半分でよい
2-3 イメージアンテナがわかると雑音対策もわかる
3-1 平衡型アンテナと不平衡型アンテナ
3-2 平衡型アンテナから高周波信号の抽出とグラウンド(基準)電位の再生
3-3 ダイポールアンテナとモノポールアンテナの設計
3-4 線状アンテナの小形化
4-1 アンテナの分類
4-2 ワイヤレス電力伝送(ワイヤレス給電)の種類
- 電磁誘導方式
- 磁気共鳴方式
- 電界結合方式
- UHF帯ワイヤレス給電
4-3 高効率レクテナの設計技術とスプリアス対策
- 高調波雑音を受電側アンテナから再放射させないための技術
- 高効率レクテナの設計技術
5-1 究極の近距離無線(人体通信)の原理
5-2 第1世代 人体通信のアンテナ(電極)設計
5-3 第2世代 人体通信のガルバニックカップリングの基本設計
質疑応答
【お申し込み注意事項】
- ※開催当日のご来場時にはマスクの着用をお願いいたします。また、受付時の検温も実施します。その他、新型コロナウイルス感染防止の対策をとっての開催となります。ご協力をお願いいたします。
新型コロナウイルスに対するご案内とお願い - ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。
- ※お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。申し込んだ方の都合が悪くなった場合は、代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
- ※受講料のお支払い: お支払方法が「請求書」の方には、後日、受講証・請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますのであらかじめご了承ください。クレジットカード払いの場合、受講証・請求書の郵送はありません。お支払い手続きにて決済が完了した後、以下「MyPageメニュー」にお申し込み内容と受講証が表示されます。セミナー当日、ご自身で印刷した受講証をご持参いただくか、携帯端末などにMyPageから受講証を表示いただくようお願いいたします。
<MyPage>https://ers.nikkeibp.co.jp/user/myPageLogin/
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