本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使って当日ライブ配信します。
※講師の講演部分に関しましては、後日見逃し配信を予定しています。

2022年10月18日(火)午前10時で締め切らせていただきます。

セミナー紹介

患者を適切に治療するには病状に合った薬の選択が必要なように、ノイズ問題を適切に解決するにはノイズの要因に応じた適切な対策を打つことが重要となります。
ノイズの主要因と効果的な対策は、対象とする製品や使用時の構成などによって大きく異なります。しかし基礎となる原理をきちんと理解していれば、適切な診断を施して効果的な対策を打てるようになるでしょう。そしてそれらの経験の蓄積が、製品製造後の事後対策という不健康なものづくりではなく、フロントローディング化による製品設計時のEMC性能のつくりこみという健康的な製品開発に結びつきます。

本セミナーでは、EMC分野におけるノイズの種類を体系的に分類し、種々の対策がどのノイズに対してどういうメカニズムで作用するか、基礎から解説します。
そして自動車のEMC対策・設計を効果的に行うための基本的な考え方とノイズ対策の事例を紹介し、EMC対策・設計の原理を実践に結びつける際のポイントを解説します。さらに実務に役立つテクニックとして、コモンモード等価回路の導出手順や回路シミュレータを用いた検証方法、エクセルを用いた部品のインピーダンス特性のフィッティング方法についても、実際にソフトを操作しながら説明します。

セミナーで使用した回路シミュレーション(LTspice)やフィッティング(Excel)のファイルは、講演終了後に講師宛てにメール連絡頂ければいつでも配布可能です。なお、セミナー中にお伝えするパスワードを設定しておりますので、使用するにはセミナーへの参加が必要となります。

受講効果

EMCの基本について体系的に理解します。

自動車における効果的な対策を実例を交えて学びます。

実務に役立つ回路シミュレーション・フィッティング技術を習得できます。


■視聴にあたって
  1. ライブ配信当日の視聴に必要なURLと、登録、ログイン方法につきましては、登録完了メールに記載されています。
    URLはセミナーに参加する方のみ利用可能とし、再配布を禁止します。
  2. 受講者は、動画を録画・キャプチャーすること、SNSなどへのアップも禁止します。
    もし、発見した場合、事務局は削除を要求できることとします。
  3. セミナーの内容や受講者の個人情報などはセミナー内のみとし、口外しないでください。
  4. システムトラブルなどにより、画像・音声に乱れが生じた場合も再送信や返金はできませんので、予めご了承ください。 なお、音声、画像は受講者でご調整ください。また、サービス利用にあたってのサポートは致しかねます。
  5. 配信中、異常と思われる接続を発見した場合、予告なく切断することがあります。
  6. Zoomの接続環境は【パソコン、有線またはWi-Fiのインターネット環境】推奨です。
なお、「Zoom」上では、個人情報は一切取得いたしません。開催時間中にURLにアクセスいただくと受講可能です。

開催概要

セミナー名 自動車におけるEMC対策・設計の基礎と実践
日時 2022年10月18日(火) 10:00~17:00
会場 オンライン開催
Zoomを使ったWeb配信セミナーです
受講料

52,000円(税込み)
※上記は1名様の料金です。複数名での共有は禁止させていただきます。

定員 60名
※最少開催人数(15名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。
主催 日経クロステック、日経エレクトロニクス

講師紹介

野村 勝也(のむら かつや)氏
関西学院大学 工学部 専任講師

野村 勝也<span class="fontSizeS">(のむら かつや)氏</span>

2010年京都大学大学院電気工学専攻修士課程修了。同年、(株)豊田中央研究所入社。電力変換回路におけるEMC設計技術に関する研究、パワーエレクトロニクス分野への構造最適化法の応用に関する研究に主に従事。その間、2017年から大阪大学大学院機械工学専攻博士後期課程に入学、2019年同課程修了。2021年から関西学院大学専任講師。博士(工学)。
『電気学会 次世代パワーデバイスを使用したパワーエレクトロニクス機器におけるEMC抑制対策技術協同研究委員会 委員』『電気学会 電力変換装置における実用的なEMC対策技術調査専門委員会 委員』

プログラム

1.EMC対策・設計の原理

  1. 1.1 EMCとSI・PI
  2. 1.2 ノイズの分類
  3. 1.3 ノイズの発生・伝搬・観測
  4. 1.4 伝導ノイズの対策・設計手法
  5. 1.5 放射ノイズの対策・設計手法

2.自動車電源系の構成とEMC設計に向けた考え方

  1. 2.1 自動車電源系の構成
  2. 2.2 主要なノイズ発生源・伝播経路
  3. 2.3 EMC設計に向けた考え方

3.電力変換器レベルのEMC設計方法

  1. 3.1 コモンモード等価回路の基礎と回路シミュレータを用いた検証方法
  2. 3.2 昇圧コンバータのコモンモード等価回路の導出
  3. 3.3 三相インバータのコモンモード等価回路の導出

4.部品レベルのEMC設計方法

  1. 4.1 インピーダンスフィッティングの基礎
  2. 4.2 コンデンサの高周波等価回路の作成方法
  3. 4.3 インダクタの高周波等価回路の作成方法

5.EMC対策・設計の研究事例紹介

  1. 5.1 リアクトルの4端子化による昇圧コンバータのコモンモードノイズ低減
  2. 5.2 スナバ回路の理論的設計によるSiCデバイスのリンギング抑制
  3. 5.3 電磁界解析と最適化技術を用いた先進的な導体パターン設計
※プログラム内容・講師は予告なく変更になることがあります。予めご了承ください。


【お申し込み注意事項】

  • このセミナーは、ZoomによるリアルタイムWeb配信にてご提供します。
    視聴URLは、登録完了メールに記載していますので、当日まで大切に保存してください。
  • このセミナーの運営事務局からメールやお電話でご連絡を差し上げることがあります。
  • ※お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。
  • ※受講料のお支払い:請求書払い/クレジットカード払いが選択できます。
    お支払方法が「請求書」の方には、後日、請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますのであらかじめご了承ください。
    クレジットカード払いの場合、お支払い手続きにて決済が完了した後、以下「MyPageメニュー」にお申し込み内容が表示されます。
    <MyPage>https://ers.nikkeibp.co.jp/user/myPageLogin/
    各種書類(領収書等)の発行については、こちらをご覧ください。
  • ※講師企業と競合すると考えられる製品やサービスなどをご提供される会社の方は、主催者の判断に基づき受講をお断りさせていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。
  • ※講師の急病、天災その他の不可抗力、またはその他やむを得ない理由により、講座を中止する場合があります。この場合、未受講の講座の料金は返金いたします。