さまざまな分野において「3Dプリンター」(アディティブ製造、AM)の活用が広がってきている。しかし、3Dプリンターには複数の異なる造形方法があり、それぞれで使える材料や実現できる形状・精度、使いこなしのノウハウなどに特徴がある。これらを理解し、最適な3Dプリンターを選択して使いこなすことが、活用を成功させるためには不可欠だ。
 本コラムでは、「3Dプリンター活用技術検定 公式ガイドブック[改訂版]」〔コンピュータ教育振興協会(ACSP)〕の一部を再編集して掲載する。ACSPが主催する「3Dプリンター活用技術検定試験」は、3Dプリンターの知識習得レベルの向上を目指して2016年に始まった試験で、ガイドブックはその受験者のための指導、試験範囲の提示を主目的として作成された書籍である。3Dプリンター活用に向けた第一歩となる情報を本コラムでは解説する。