本セミナーは、ビデオ会議ツール「Zoom」を使って、当日ライブ配信します。
11月24日(火)午前9時に締め切らせて頂きます。
セミナー紹介
トヨタ自動車は地球環境と社会貢献、顧客に喜ばれるクルマづくりを基本にハイブリッド車(HEV)を「現実解」として推進してきました。一方、ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen;VW)は、新車販売台数で世界トップになるという収益を重視した急速な販売増を進める中で、2015年にディーゼル排気不正が発覚して多額な罰金・補償費を払い、主力と考えていたクリーンディーゼル戦略から、いとも簡単に電気自動車(EV)への転換を掲げました。言うまでもなく、両社にとって中国は重要な市場で、VWはEVを軸に一層の拡大を、トヨタはHEVを軸に今後の市場拡大を狙っています。
ところが、ここに来て中国がNEV(New Energy Vehicle;新エネルギー車)規制においてEV重視からHEVも考慮していくという方針の修正により、両社の戦略の違いが明暗を分け、今後の経営に大きな影響を与える可能性があると考えられます。
またコロナ禍で、ウイルスが温暖化に無縁でないということが認知されることにより、自動車メーカーにはこれまで以上に、地球温暖化ガスである二酸化炭素(CO2)削減を真剣に取り組む姿勢を問われることになります。
このように、各国・地域の政策と、早急な地球環境(CO2)改善に向けた対応のため、世界2大巨頭のトヨタとVWのみならず、全ての自動車メーカーは電動化、脱化石燃料転換にかかわる技術戦略の見直しを迫られており、それを見誤ると企業の存続にも大きく影響を及ぼすことになるのです。温暖化対策なくして、企業の存続も経済成長もないということです。
本セミナーでは、初めて聞く方にも分かりやすいように、トヨタ自動車でエンジンの設計開発に長年携わってきた技術者が、温暖化/エネルギー・セキュリティー/大気質といった観点で、自動車メーカーが検討すべき課題を明確にし、講師が分析した10~20年後の世界および各国・地域の次世代車のあるべきセールスミックスを踏まえた上で、トヨタとVWの開発戦略の違いについて、技術面、経営面、戦略面の観点で解説し、自動車産業の将来あるべき姿とからめながら、両社の戦略の方向性の確からしさを検証します。
また、自動車生誕130年後の大変革といわれる、MaaS(Mobility as a Service)はCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)に代表される技術に支えられていますが、その先につながるコンパクトシティーまで含め、これらに関わる世界の動きと課題、およびこれらに対応するための両社の戦略の違いと将来性についても解説します。
トヨタとVWの経営および技術戦略の違いおよび将来性が理解できる
技術戦略の立案および優先の付け方が理解できる
将来の自動車販売台数とセールスミックスの予測手法が理解できる
- 視聴に必要なURLは、配信前日11/25(水)までにメールにてご案内します。
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なお、「Zoom」上では、個人情報は一切取得いたしません。開催時間中にURLにアクセスいただくと受講可能です。
開催概要
セミナー名 | Zoomを使ったWeb配信セミナー トヨタ、VWはこう動く 自動車産業の将来予測2020 |
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日時 | 2020年 11月 26日(木)13:00~17:00 |
会場 | オンライン開催 Zoomを使ったWeb配信セミナーです |
受講料 |
38,000円(税込み) |
定員 | 60名 ※最少開催人数(15名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。 |
主催 | 日経クロステック 日経Automotive |
講師紹介
愛知工業大学工学部客員教授(工学博士)、元トヨタ自動車、PwC Japan自動車セクター顧問をはじめ数社の顧問を兼任
活動(研究歴、所属学会、著書など): 自動車技術会 代議員/論文校閲委員。2001年「ディーゼル新触媒システム(DPNR)」で日経BP賞技術賞エコロジー部門賞受賞、2003年「ディーゼルPM、NOx同時低減触媒システムDPNR」で日本機械学会技術賞受賞
プログラム (13:00~17:00)
1. 自動車産業を取り巻く環境の変化に対する各社の動き 2014年のIPCC5次レポートの報告を受け、2015年COP21でパリ協定が採択され、その翌年には異例の速さでパリ協定が発効されて、先進国のみならず、新興国もCO2削減の自主目標を掲げました。これを受け、自動車業界においてもCO2基準、あるいは燃費基準強化案が提示される中で、従来の内燃機関車かxEV(HEV、PHEV、EV、FCV)への転換を進めています。
ここではCO2自主目標を達成するためのあるべき基準強化案と世界および各国地域での内燃機関車、xEVのセールスミックス予測に(あるべき論)ついて解説し、現在各国、各社が進めようとしている戦略の違いと妥当性について説明します。
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2. トヨタとVWの戦略の違い トヨタとVWでは経営方針とガバナンスには大きな違いがあり、VWのディーゼルゲートに発展したディーゼル排気不正は、まさにガバナンスに問題がありました。トヨタが地球環境と社会貢献、お客様に喜ばれるクルマづくりを基本とするのに対し、VWは新車販売台数世界一、収益を重視したクルマづくりを基本に考えていたことが不正の温床となり、その統治姿勢は今の経営陣のごたごたを見ると、是正されているとは思えません。
ここでは、HEV路線を現実解として進めるトヨタの戦略と、ディーゼルゲートを機に日本のHEVに対抗する形でEV路線に転換したVWの戦略が、ここに来てHEVも優遇するという中国NEV規制の修正により、今後大きく明暗を分けることについて解説します。併せて、自動車生誕130年後の大変革として、CASEとMaaSにいち早く対応するため、自動車産業は異業種を含めた連携を進めており、これらの動きはスマートシティーまでを視野に置いていると考えます。こうした中、指示系統が非常にスムーズなトヨタの展開スピードはここ2年で加速し、VWを大きく引き離していることについても説明します。
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【お申し込み注意事項】
- このセミナーは、ZoomによるリアルタイムWeb配信にてご提供します。
視聴URLは、開催前日にご登録のアドレス宛にメールでお知らせします。 - ※お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。
- ※受講料のお支払い: お支払方法はクレジットカード払いのみとなります。領収証が必要な場合は、登録完了メールをご覧のうえ、お手続きください。以下「MyPageメニュー」にお申し込み内容が表示されます。
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