本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使って当日ライブ配信します。
※講師の講演部分に関しましては、後日見逃し配信を予定しています。
2022年1月26日(水)午前10時で締め切らせていただきます。
セミナー紹介
自動車の例をあげるまでもなく、あらゆる生活がエレクトロニクスで置き換えられる時代になっている。現在のリチウムイオン電池はスマートフォンやパソコン(PC)をはじめとする多くの機器を外に持ち出すことを可能にした点で人々の生活を大きく変えることに成功した。しかし、安全面での懸念が指摘されることも多く、さらなる高エネルギー密度、長寿命も求められている。
そのような中、電解液を含まない全固体電池は次世代電池の筆頭であり、世界を巻き込む開発競争の真っただ中である。
本講演では、全固体電池の分類、構造、固体電解質の種類、酸化物と硫化物の違い、材料化学から見た全固体電池の課題とその解決の方針について述べる。特に硫化物系固体電解質を用いた全固体電池の研究開発を行うために最低限知っておきたい基礎的な内容について、講師の研究成果を中心に概説する。次世代型高容量電池として期待されている全固体Liリチウム硫黄電池に関しても最近の研究内容を紹介する。
最後に、現在主流の全固体リチウムイオン電池の研究動向についても紹介する。
全固体電池の分類、構造、固体電解質の種類、酸化物と硫化物の違いを学びます
材料化学から見た全固体電池の課題とその解決の方針について理解します
硫化物系固体電解質を用いた全固体電池の研究開発を行うために最低限知っておきたい基礎的な内容について、講師の研究成果を中心に学びます
現在主流の全固体Liリチウムイオン電池の研究動向についても理解します
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開催概要
セミナー名 | 全固体電池の基礎から最新の全固体リチウム硫黄電池まで |
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日時 | 2022年 1月 26日(水) 10:00~17:00 |
会場 | オンライン開催 Zoomを使ったWeb配信セミナーです |
受講料 |
52,000円(税込み) |
定員 | 60名 ※最少開催人数(15名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。 |
主催 | 日経クロステック、日経エレクトロニクス |
講師紹介
大阪府立大学大学院工学研究科 准教授
2010年〜2011年 日本学術振興会 特別研究員(DC2)
2011年〜2012年 日本学術振興会 特別研究員(PD)
2012年〜2016年 産業技術総合研究所 研究員
2016年~2017年 産業技術総合研究所 主任研究員
2017年~2020年 大阪府立大学大学院工学研究科 助教
2020年~ 同 准教授
専門分野 次世代二次電池用材料(全固体電池、リチウム-硫黄電池)、無機材料化学
受賞歴
日本セラミックス協会21世紀記念個人冠賞(倉田元治賞)
日本セラミックス協会(2017年度)協会賞(進歩賞)
2019年度電気化学会(進歩賞・佐野賞)
令和2年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞 他
プログラム (10:00~17:00)
1. 全固体リチウム二次電池の基礎と動向 (1)リチウムイオン電池の基礎
(2)全固体リチウム二次電池の基礎
(3)全固体電池の動向 |
2. 固体電解質の基礎 (1)無機固体電解質の種類と特徴
(2)固体電解質のイオン伝導度測定 |
3. 硫化物系固体電解質の合成法 (1)固相反応法、急冷法 (2)メカノケミカル法 (3)液相法 |
4. 固体界面構築と評価解析の基礎 (1)錠剤型全固体電池の作製方法 (2)全固体電池の内部抵抗解析(電気化学インピーダンス法) (3)電極-電解質間の電極反応の高速化 (4)理想的な電極構造についての基本的な考え方 (5)固体電解質の成形性評価(常温加圧焼結) (6)固体電解質の弾性率測定 (7)電極複合体のイオン及び電子伝導度測定 |
5. シート型全固体電池の試作 (1)電極および固体電解質のシート化手法と注意点 (2)シート型全固体電池の試作 |
6. 酸化物系全固体電池の最先端材料 (1)高成形性酸化物系固体電解質 (2)高成形性酸化物系電極活物質 |
7. 全固体リチウム硫黄二次電池の基礎と現状 (1)硫黄系正極材料 (2)全固体電池におけるLi負極の課題と解決策 |
8. 全固体ナトリウム二次電池 (1)ナトリウム(Na)イオン伝導性固体電解質 (2)全固体Na-硫黄電池 |
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