本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使って当日ライブ配信します。
※講師の講演部分に関しましては、後日見逃し配信を予定しています。
2022年10月25日(火)午前10時で締め切らせていただきます。
セミナー紹介
「メタバース」に向けた動きが活発です。メタバースは、インターネット上の仮想空間だけでなく、我々の身の回りのあらゆる空間に広がっていきます。その入り口となるのが超小型ディスプレーによって目の前に仮想空間を作り出すAR/VR/MRの世界です。実空間を覆う超巨大ディスプレーもまた、我々を仮想の世界に引き入れてくれる入り口になります。
本セミナーでは、世界中で開発が進むディスプレー技術の最新動向を、現地の会議やイベントなどで直接取材し、追い続けているエンジニアの視点から、ミニLEDやマイクロLED、QDおよびOLEDの最新技術開発動向、ビジネスに関わる各社の戦略、新たに構築されていくサプライチェーンの状況、その応用製品の方向性などを分かりやすくかつ詳細に解説します。
AR/VR/MRの世界へ導くディスプレー技術として期待されているのがマイクロOLEDやマイクロLEDなどの超小型ディスプレーです。さらにマイクロLEDは、実空間でも目の前を覆う美しい映像を映し出す超大型スクリーンの技術としても注目されています。空中に映像を映し出す技術として、透明ディスプレーやプロジェクターも活用され始めています。車載のヘッドアップディスプレー(HUD)も、空中に映像を映し出す技術として今後の拡大が見込まれています。
映し出される映像の画質もディスプレー技術の進歩によって格段に向上しています。ミニLEDバックライトによるLCDでのコントラストや輝度の向上、QDによる色域の拡大などによって、それぞれのディスプレー技術が進化すると共に、これらの技術が融合したQD-OLEDのような新たなディスプレー技術も生まれています。これらディスプレー技術の進歩による画質の向上が、メタバースの世界での没入感を一層高めていきます。
さらに、これらの技術の進歩を見ていく際に重要なのは、その背景にある産業動向です。LCD製造の主導権を握った中国とOLEDへの移行を急ぐ韓国の駆け引き、その先にあるMicro LEDの主導権を握る世界の企業の競争が、今後のディスプレーの技術や製品の進化に大きく影響します。このような視点も交えて、2020年代のディスプレーが目指す新たな世界と産業の方向を整理してお伝えします。
<参考情報>
●ディスプレー、次の50年はハードからアプリケーションへ
(日経クロステック、2020.01.08、北原洋明)
●有機ELと液晶の間に割り込んできたマイクロLED
(日経クロステック、2020.01.30、CES2020 report、北原洋明)
●新型コロナ禍で激変するディスプレー産業、逆転した中韓の立場
(日経クロステック、2020.05.22、北原洋明)
●リアル回帰へ踏み出す中国ディスプレー産業のイベント最前線
(日経クロステック、2020.07.03、北原洋明)
●Nanosysが日本の2社と提携、量子ドットがより低コストに
(日経クロステック、2020.08.11、SID Display Week report、北原洋明)
●京セラが3.9型フルカラーMicro LEDをSID 2020オンラインコンファレンスで発表
(日経クロステック、2020.08.17、SID Display Week report、北原洋明)
●SIDバーチャル展示 VS上海リアル展示のアバター参観
(日経クロステック、2020.08.18、SID Display Week report、北原洋明)
●マイクロLED/Mini LEDに新規なアイデアと企業が続々
(日経クロステック、2020.08.18、SID Display Week report、北原洋明)
●コロナ前に戻った中国と戻れない日本の2021年、DXは日本が有利に
(日経クロステックテクノ大喜利、2021.01.28、北原洋明)
●有機ELで韓国勢に中国勢が猛追、巻き取り型や折り畳み型も
(日経クロステック、2021.06.08、SID Display Week report、北原洋明)
●マイクロLED本格化へ着実に進歩、実装上の課題で現実的な議論も
(日経クロステック、2021.06.10、SID Display Week report、北原洋明)
●Samsung Neo QLEDの実物展示でMini LEDバックライトの実力を実感
(日経クロステック、2021.08.25、北原洋明)
●再エネの利用拡大で進む、国家や産業の「内向化」と「仮想化」
(日経クロステック、2021. 12.21、北原洋明)
ディスプレー技術と産業の全体動向を整理して理解できます。
特に、次世代ディスプレーとして注目されるミニLED、マイクロLED、QDおよびQDとの融合で新たな付加価値を創り出そうとしているOLEDなどの最新の技術動向を体系的に学べます。
ミニLED、マイクロLEDやQDのアプリケーションと市場の方向を把握できます。
LCDやOLEDを含めたディスプレー技術の比較やそれぞれの特徴を把握できます。
マイクロLEDの製造技術として注目されているマストランスファーだけでなく、さまざまな手法と可能性、将来性を知ることができます。
各ディスプレーを取り巻くサプライチェーンを理解し、ビジネス戦略を立てるために役立ちます。
上記内容を海外取材で得た生の情報をベースに紹介していきますので、ディスプレー製造の主力となったアジア各地のダイナミックな動きを理解できます。
ディスプレーに求められる性能の進化やアプリケーションのトレンドを理解して、産業の将来動向を見渡せます。
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開催概要
セミナー名 | メタバースの世界を広げるディスプレー技術の数々 |
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日時 | 2022年10月25日(火) 10:00~17:00 |
会場 | オンライン開催 Zoomを使ったWeb配信セミナーです |
受講料 |
52,000円(税込み) |
定員 | 60名 ※最少開催人数(15名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。 |
主催 | 日経クロステック、日経エレクトロニクス |
講師紹介
テック・アンド・ビズ 代表取締役
経歴は、1978~1988年に日電アネルバ(現キヤノンアネルバ)にて主に半導体用スパッタ装置のプロセス開発に従事。顧客へのセールス活動、装置納入後のプロセス立ち上げ・プロセスサポートまでカバー。1988~2000年、日本アイ・ビー・エムにてTFT液晶パネルのプロセス開発および生産技術を担当。この間、第1世代から第3世代の液晶製造ラインの導入・立ち上げおよび次世代ラインの検討に携わる。2001~2006年、同社にて高精細ディスプレーのマーケティング、ディスプレー関連のソリューションビジネスに携わる。
業界活動に積極的に参画。業界団体であるSEMI PCS-FPD活動では、副委員長として液晶生産ラインの在り方、生産性向上、業界の指針となるロードマップ作成などについての検討作業に中心的な役割を果たす。その他、JEITA委員、業界セミナーのプログラム委員などに携わる。これらの経験を基に、産業界の動向や技術トレンドなどをまとめ、執筆・講演活動も行っている。主な著書に、『新液晶産業論―大型化から多様化への転換』(工業調査会)、『図解わかりやすい液晶ディスプレイ、技術とビジネスのトレンド』(日刊工業新聞社)などがある。
プログラム
午前【メタバースに向けたディスプレー産業の動向】
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午後【ディスプレーの将来技術とビジネスの詳細】
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【お申し込み注意事項】
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