本セミナーは、Webセミナープラットフォーム「Deliveru」を使って、当日ライブ配信します。
※講師の講演部分に関しましては、後日見逃し配信を予定しています。

3月9日(水)午前10時に締め切らせていただきます。

セミナー紹介

マイクロEVはガソリン車と異なり、構造が簡単で部品点数も少なくて済むため、誰でも作ることができます。ただし、電気自動車(EV)として機能させるためには、設計や製作に関して押さえるべき基礎的な知識やノウハウがあります。

本講座では、講師を含む自動車メーカーの元技術者が実際に製作したマイクロEVを題材に、EVにおいて最低限必要な技術を学びます。自動車が企画から商品になるまで、どのような過程を経るかについて、マイクロEVを例に一通り概要を説明していきます。中でも、自動車としての基本構造の設計については詳細に解説します。

題材とするマイクロEVは、大掛かりな工作機械を使わず、手作りで完成させたものです。従って、受講後はその気になればマイクロEVを作れるようになります。また、本格的なEVでも基礎的な部分はマイクロEVと共通しており、マイクロEVの作り方を知っておくことはEVを理解する上で有益です。

さらに、今後の展開として、世界的なEVシフトの最新動向および近年注目されている小型EVについて国土交通省の「超小型モビリティ政策」を含めて最新情報を報告します。


受講効果

チェック世界のEVシフトに乗り遅れないための情報を得ることができます。

チェック電気自動車(EV)の基本的な原理を知ることができます。

チェック小さな電気自動車(マイクロEV)であれば自分で製作できるようになります。

チェック次世代の自動車はどうなるかなど、今後の交通機関の動向を探る上での参考になります。


■視聴にあたって
  1. 配信当日の視聴に必要なURLおよびログイン方法等は、セミナーお申し込み後にご登録のメールアドレスにお送りする登録完了メールにてご案内しております。
    ems-noreply@nikkeibp.co.jpからのメールを受信できるように設定してください。
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  2. 受講者は、動画を録画・キャプチャーすること、SNSなどへのアップも禁止します。
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  3. セミナーの内容や受講者の個人情報などはセミナー内のみとし、口外しないでください。
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    【テスト用パス】livetest55
なお、「Deliveru」上では、個人情報は一切取得いたしません。

開催概要

セミナー名 マイクロEVの設計・製作から学ぶEVの基礎
日時 2022年 3月 9日(水) 10:00〜17:00
会場 オンライン開催
Webセミナープラットフォーム「Deliveru」で配信するセミナーです
受講料

52,000円(税込み)
※上記は1名様の料金です。複数名での共有は禁止させていただきます。

定員 60名
※最少開催人数(15名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。
主催 日経クロステック、日経ものづくり

講師紹介

松村 修二(まつむら・しゅうじ)氏
群馬大学 非常勤講師および研究員
(元 富士重工業 スバル技術研究所 プロジェクトジェネラルマネージャー)

松村 修二<span class="fontSizeS">(まつむら・しゅうじ)氏</span>

1975年、東北大学大学院 工学研究科修士課程修了、富士重工業入社。振動騒音の研究実験に従事。その後、スバル研究所に出向し、CAE開発および排気管内で発生する衝撃波騒音の研究を行う。1993年、東北大学で博士号取得。2006年、富士重工業退職と同時に群馬大学客員教授、現在、群馬大学非常勤講師および研究員。日本機械学会フェロー。

プログラム

【1】商品企画と基本構想

自動車という商品が、企画から商品になるまでどのような過程を経るのかを、マイクロEVを例に一通り概要を説明する。社会動向や市場動向を調査しながら商品企画を行い、それに基づきデザインを行う。デザインの中にもそれぞれのステップがあり、マイクロEVではどのような過程を経て最終案に辿り着いたかを、実際のデザイン図を見ながら説明する。

  • 製品開発の流れ
  • EVの社会動向・市場動向
  • デザイン企画

【2】基本構造の設計

デザインが決まると、設計のステップへと進む。乗り物を商品化する場合、法的規制が多くあり、1つでもクリアしないと販売することはできない。そのため法規確認は重要である。次に一般的な設計の基本を説明し、このマイクロEVのレイアウトおよび全体構想が決められて行く過程を具体的に解説する。そして性能設計を行い、部品としての車体フレーム、サスペンション、操舵系等の詳細設計を行うための検討過程を解説する。実用的なEVにするには自動車負荷荷重基準に沿った設計が必要である。また、従来の書物には記載のない「インホイールモーター車輪のタイヤ浮き」についても説明する。

  • 法規確認
  • 設計の一般的な基本
  • 構想原案
  • レイアウトおよび全体構想
  • 性能設計(走行性能、車体フレーム、サスペンション、ステアリング)

【3】電気・電子回路の構想および検討

マイクロEVで使用した制御部、駆動部の全体構成を解説し、電気回路や抵抗、コンデンサー、ダイオード、トランジスタなどを簡単に説明する。また、マイクロEVの主要部であるインバーターについて、その原理と使用例を解説する。モーターはいろいろな種類があるが、その構造と動作原理を解説する。このマイクロEVではリチウムイオン・バッテリーを使っており、その充放電特性とマイクロEVでの使用例について述べる。

  • パワーユニット構成
  • 電気・電子回路
  • インバーターの仕組み
  • インホイールモーター
  • バッテリー

【4】FRPによるボディ製作

ボディはFRPとし、工作機械を使わず、ほぼ手作りで製作した。FRPの一般知識から説明し、製作方法はアウターライン図作成から塗装まで順を追って解説する。雄型となる発泡材の削り出しには、手作りならではのアイデアを駆使した。時間を要した部分や注意が必要な点なども、できるだけ詳細に説明する。

  • 車体外板の製作
  • FRPの一般知識
  • FRPボディ製作の手順(アウターライン図作成から塗装まで)

【5】生産へのステップ

自動車を商品化しようとすると生産工程が必要になる。基本条件策定、生産性検討、試作、工程設計、原価試算、土地と工場、生産準備(設備、生産管理)、生産試作、生産、出荷、販売について概説する。

  • 基本条件策定
  • 試作
  • 工程設計
  • 原価試算
  • 生産

【6】その他のマイクロEV製作例

これまで述べてきた製作方法以外にもいろいろな作り方がある。そこで、実施した2例を紹介する。1例目は電動2輪車を2台使用したマイクロEVであり、できる限り既存の部品を使ってコスト低減を図ったものである。外板の作り方もマギー1とは異なり、部分ごとにFRPを貼っていく方法とした。2例目は実証試験に使うために複数(具他的には4台)のEVを製作する方法であり、マギー1との違いは外板の型がメス型になることである。また、部品も全て日本製として実証試験に耐え得る品質に仕上げた。

  • 電動2輪車2台から成るEVの作り方
  • 複数台のEVの作り方

【7】EVの今後の展開

マイクロEVについて述べてきたが、EVの次世代展開はどうなるか? ガソリン車に代わるEVとは何か? コミューターとしてのEVは何が最適か? さらにEVの応用展開などについて述べる。特に、国土交通省から出された「超小型モビリティ導入に向けたガイドライン」のその後の展開について、最新情報を報告する。

  • 次世代自動車の予測
  • ガソリン車に代わるEV
  • コミューターとしてのEV
  • EVの応用展開
  • 国土交通省「超小型モビリティ」最新情報
※プログラム内容・講師は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承願います。

【お申し込み注意事項】

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