2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、変貌する関西圏の姿を写真で切り取っていきます。
KANSAI 2025 詳細版
目次
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阪急越える十三高槻線が開通へ、計画決定から半世紀超
大阪府吹田市で阪急京都線を越える跨線橋(こせんきょう)が2024年3月に開通する予定だ。これにより大阪市と高槻市を結ぶ大阪府の都市計画道路「十三高槻線」がいよいよつながる。完成に向けての工事が進む十三高槻線(正雀工区)の23年12月時点の様子をリポートする。
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阪神高速松原線、3年かけ交差点上の橋梁架け替え
大阪市平野区の瓜破(うりわり)交差点の真上を走る阪神高速14号松原線の橋梁の架け替え工事が行われている。交通量の多い同交差点の規制をほぼすることなく、古いコンクリート橋の撤去を終えた大規模更新工事の2023年9月時点の様子をリポートする。
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工事の遅れが懸念される大阪・関西万博、会場・夢洲の現状
大阪・関西万博の開催やカジノを含む統合型リゾート(IR)計画の正式認定など注目を集める大阪湾の埋め立て地・夢洲。大阪・関西万博は23年7月末時点で海外からの建設申請が韓国の1件のみと、パビリオンの建設準備の遅れが指摘されれている。工事の進捗に注目が集まる夢洲の様子を、23年6月末に撮影した写真でリ…
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全線開通が待たれる学研都市連絡道路、近畿3府県をつなぐ地域高規格道路
京阪奈丘陵に位置する関西文化学術研究都市。その南を東西に走り大阪府と奈良県と京都府を東西に結ぶ国道163号のバイパスとして、地域高規格道路「学研都市連絡道路」は計画された。大阪府門真市から京都府木津川市山城町の間をつなぐ。渋滞を解消しアクセス強化のために完成が待たれる「学研都市連絡道路」の2023…
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大阪市中心部から箕面市に直通、完成間近の北大阪急行線延伸工事
高架橋やトンネルなどの土木工事が概ね完了し、全体の姿がはっきり見えてきた「北大阪急行線延伸工事」。駅舎や線路の施設など、2023年度末の開業を控え急ピッチで工事が進む北大阪急行線延伸工事の2022年12月時点の様子をリポートする。
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南北両街区の建物が立ち上がる、JR大阪駅北側のうめきた2期
JR大阪駅北側のうめきた2期地区は、「みどりとイノベーションの融合拠点」をコンセプトに共同住宅やオフィス、ホテル、商業施設などの建物と、広大な都市公園からなる国内最大級の街づくりプロジェクトだ。建物と都市公園の建設が進む「うめきた2期地区開発事業」の2022年9月時点の様子をリポートする。
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事業化から40年、完成が見えてきた国道8号野洲栗東バイパス
名神高速道路につながる国道8号の渋滞緩和を目的に、国土交通省は国道8号野洲栗東バイパスの整備を進めている。バイパス終点の名神高速道路栗東第2IC(インターチェンジ)との合流箇所ではランプの撤去が始まった。国道8号野洲栗東バイパスの2022年7月時点の様子をリポートする。
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広がるヨシ原に配慮し進む工事、新名神高速道路の高槻市側
新名神高速道路の全線開通に向けて、八幡京田辺JCT・IC~高槻JCT・ICの大阪東エリアの工事が進んでいる。淀川の河川敷に橋脚が並ぶ枚方市側に対し、対岸の高槻市側は貴重なヨシ原への配慮が求められる。今回は、2022年5月時点で、高槻市側で進む工事の様子をリポートする。
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淀川河川敷を横断する橋脚の列、新名神高速道路の枚方市側
新名神高速道路の全線開通に向けて、八幡京田辺JCT・IC~高槻JCT・ICの大阪東エリアの工事が進んでいる。開通時期が4年遅れの2027年度に延期されたが、地上部分の工事は淀川を挟んで枚方市側と高槻市側で進んでいる。22年5月時点の様子を2回に分けてリポートする。第1回は、枚方市側をご覧いただく。
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ミッシングリンク解消はいつ? 近畿圏の外郭環状となる京奈和自動車道
京都市から奈良市を経て和歌山市に至る京奈和自動車道は、近畿圏の外郭環状を形成する全長約120kmの高速道路だ。2022年4月時点で、奈良県内に未開通部分がありミッシングリンクになっている。京奈和自動車道の未開通部分のひとつ橿原北IC~橿原高田IC間4.4kmの22年3月の様子を、写真を中心にリポー…
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4層の新駅舎の工事が進む、阪急淡路駅の連続立体交差事業
阪急電鉄の淡路駅周辺で進む京都線と千里線の連続立体交差事業。4層構造になる淡路駅の新駅舎は、シートに覆われていても、その大きさがうかがえる。2027年度の事業完了を目指す阪急淡路駅付近連続立体交差事業の22年1月の様子を、写真を中心にリポートする。
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京都の宇治川で橋梁架設工事が進行中、JR奈良線複線化
2つの古都、京都と奈良を結ぶJR奈良線で第2期複線化事業が進められている。対象となるのは「JR藤森~宇治」「新田~城陽」「山城多賀~玉水」の計14.0km。お茶や平等院で有名な宇治市を流れる宇治川では、新しい橋梁が姿を見せている。工事が進むJR奈良線複線化の宇治川付近での2021年11月時点での様…
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大阪駅前うめきた2期で建物工事が進行中、中央の公園を挟んで南北街区を整備
大阪駅前の貨物ヤード跡地で進む大規模複合開発「うめきたプロジェクト」。2013年に開業した「グランフロント大阪」に続き、うめきた2期工事が進行中だ。南北に長い敷地の中央部に都市公園を整備し、公園を挟むように南北に街区を整備する。「みどりとイノベーションの融合拠点」をコンセプトにした「うめきた2期」…
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大阪都心で水上スポーツも、中之島と道頓堀川をつなぐ東横堀川にβ本町橋
大阪城や中之島の周辺と道頓堀川をつなぐ東横堀川に架かる本町橋。その北側に位置する東横堀緑道に、地域と水辺、舟運が連携したにぎわいの創出を目指す「β(ベータ)本町橋」が2021年8月28日にオープンする。都心の水辺・公園という立地を生かして、水上スポーツのスタンドアップパドルボード(SUP)や地域連…
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水面すれすれを電車が走るリスクを解消へ、阪神なんば線淀川橋梁
桁下高が計画高潮位を下回るため、満潮時に高潮が発生すると水面すれすれで電車が走る恐れがある阪神なんば線の淀川橋梁。堤防を約1.8m切り込む形となっており、防災面で問題になっていた。これを解消するため付け替え工事が進められている。橋を7m高くすると共に、現在39本ある橋脚を10本に減らして水を流れや…
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事業開始から三十余年を経ていよいよ完成へ、安威川ダム
大阪府茨木市を南北に流れる安威川(あいがわ)に、洪水調節や流水の正常な機能維持を目的とした治水ダムが建設中だ。市街地から程近い距離に位置する全国でもまれな都市型ダムで、周辺の豊かな自然環境と合わせ、ダム建設によって生まれる湖を生かした観光レクリエーションの拠点としても整備される予定だ。安威川ダムの…
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北大阪急行の新駅に先行して阪大箕面キャンパスが開校
千里中央駅(大阪府豊中市)から箕面萱場駅(同箕面市)に延伸工事が進む北大阪急行線(以下、北急)。その中間に設けられる新駅・箕面船場阪大前駅の周辺では箕面市の複合施設や大阪大学の箕面キャンパスなどの開発が進行中だ。建設が進む北大阪急行線の新駅と、2021年4月に開校した大阪大学箕面キャンパス(外国語…
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ほこみち・御堂筋は人中心に再編中、側道歩道化の社会実験実施
梅田と難波の大阪市の2大繁華街を結ぶメインストリートが御堂筋だ。全長約4.2kmのうち淀屋橋以南の約3kmの側道を歩行者空間化する構想が進行中だ。2021年2月12日には、国交省が改正道路法で創設した「歩行者利便増進道路」(ほこみち)に、全国で初めて指定された。これに先立つ2020年12月、道頓堀…
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大阪・関西万博の会場予定地は今、“負の遺産”から夢の島へ生まれ変われるか
2025年大阪・関西万博の会場であり、統合型リゾート(IR)構想の有力候補地として注目を集める大阪・夢洲(ゆめしま)。1990年代から土地造成は始まったが、バブル経済の崩壊などによりほとんどが空き地のままだ。「負の遺産」といわれた人工島は、生まれ変われるのかーー。夢洲の2020年12月の様子を、写…
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田園地帯にそびえる橋脚、新名神高速道路の城陽ジャンクション
神戸市と名古屋市を結ぶ全長174kmの新名神高速道路は、2023年度の全線開通を目指して工事が進められている。京都府城陽市と滋賀県大津市をつなぐ区間も未成区間の一つ。京奈和自動車道と接続する城陽JCT(ジャンクション)・IC(インターチェンジ)のある城陽市内では橋脚が次々に建設されている。2020…