このセミナーは会場にお越しいただく来場型セミナーです。
来場型セミナーでの感染症予防対策については、こちらをご覧ください。

セミナー紹介

これまでディスプレーはLCDからOLEDへと発展し、さらにはミニ/マイクロLEDやノーベル化学賞を受賞したQD(量子ドット)も加わって、多様な技術と製品で市場を拡大しています。今後はさらに、目の前に置かれた直視型の平面ディスプレーからAR/VRなどの空間ディスプレーの世界へと広がっていきます。そして、この空間映像の世界では急速に進化している人工知能(AI)が重要な役割を果たし、2030年に向けた「New FPD(Free Perception Device)」の世界へと進化していきます。

本セミナーでは、丸一日の講義の中で、世界各地のイベントや会議で現地取材した生の情報を基に、個々のディスプレーの最新技術の詳細や参入企業、産業サプライチェーなどの全体像を俯瞰(ふかん)し、今後の方向性を分析し解説します。また、ディスプレー産業の主導権を握りつつある中国の状況と将来の方向なども解説します。具体的な項目は、プログラムを参照ください。

<参考著作(WEB投稿記事)>
講師による日経クロステック掲載の代表的な記事
●ディスプレー、次の50年はハードからアプリケーションへ(2020.01.08)
●有機ELと液晶の間に割り込んできたマイクロLED(2020.01.30、CESレポート)
●新型コロナ禍で激変するディスプレー産業、逆転した中韓の立場(2020.05.22)
●リアル回帰へ踏み出す中国ディスプレー産業のイベント最前線(2020.07.03)
●Nanosysが日本の2社と提携、量子ドットがより低コストに(2020.08.11、SIDレポート)
●京セラが3.9型フルカラーMicro LEDをSID 2020オンラインコンファレンスで発表(2020.08.17、SIDレポート)
●SIDバーチャル展示 VS上海リアル展示のアバター参観(2020.08.18、SIDレポート)
●マイクロLED/Mini LEDに新規なアイデアと企業が続々(2020.08.18、SIDレポート)
●有機ELで韓国勢に中国勢が猛追、巻き取り型や折り畳み型も(2021.06.08、SIDレポート)
●コロナ前に戻った中国と戻れない日本の2021年、DXは日本が有利に(2021.01.28)
●マイクロLED本格化へ着実に進歩、実装上の課題で現実的な議論も(2021.06.10、SID レポート)
●Samsung Neo QLEDの実物展示でMini LEDバックライトの実力を実感(2021.08.25)
●再エネの利用拡大で進む、国家や産業の「内向化」と「仮想化」(2021. 12.21)
●ディスプレー産業化50年、次の50年は「New FPD」時代(2023.08.22)
●「ディスプレーの次の50年は?」 生成AIで方向性を分析(2023.08.25)

その他、他メディアでの記事も多数
●SamsungのQD-OLED、ディスプレイ国際会議「SID/Display Week 2022」に登場(2022.05.17)
●Touch Taiwan 2022で見たLEDディスプレイの進化(2022.05.18)
●メタバースに向けて広がるマイクロLEDの技術とアプリケーション(2022.05.19)
●60周年を迎えたディスプレイの国際会議「SID」、主導権をとった中国BOE(2022.05.23)
●オープン戦略に舵を切ったJDIの6つの柱(2022.06.24)
●Samsungが77”QD-OLEDをディスプレイ国際会議「IMID 2022」で初披露(2022.08.30)
●ディスプレイはガラスからシリコンへ、韓国2社がマイクロ・ディスプレーに本格参入(2022.08.31)
●NanosysとEyesafeが新たな量子ドット「Eyesafe QD」を発表(2023/01/17、CESレポート)
●ソニーやアークエッジの超小型衛星が会期中に宇宙に放出(2023/01/18、CESレポート)
●AIが創り出すディスプレイの新たな世界(2023/01/19、CESレポート)
●トライポッド・デザインのオフグリッドな世界(2023/01/25、CESレポート)
●LCDでも進むブルーライト低減とEyesafe社による標準化(2023/01/30)
●京セラ、SPIE Photonics West 2023でGaN系マイクロ光源の独自プロセスを発表(2023/02/16)
●K-Display 2023で繰り広げられる韓国2社の大画面OLED覇権争いの行方(2023/08/20)
●昭栄化学がNanosysから量子ドット事業を買収(2023/09/08)
●注目高まる量子ドット技術、第30回ディスプレイ国際ワークショップが開幕(2023/12/07、IDWレポート)
●KOALA Techが電流励起による有機半導体レーザービーム光を実現(2023/12/07、IDWレポート)
●マストランスファーから中間キャリア方式へ向かうマイクロLED組み立て(2023/12/25、IDWレポート)
●量子ドット、ノーベル化学賞受賞の先に見えるQuantumの未来(2024/01/05)
●2030年に向けたモバイル用ディスプレーの潮流(第一回)マイクロLEDへの移行が期待されるスマートウォッチ(2024/01/09)
●2030年に向けたモバイル用ディスプレーの潮流(第二回)究極のモバイルの世界へ、ディスプレーは三次元表示の時代に(2024/01/10)
●CES 2024が開幕、Samsungが透明マイクロLEDを公開(2024/01/09、CESレポート)
●AUO、車載用透明マイクロLEDをCES 2024にてデモ展示(2024/01/09、CESレポート)
●名古屋大学とJDI、遠隔触診で透明LCDを活用(2024/01/12、CESレポート)
●存在感を消し始めたディスプレー(2024/01/12、CESレポート)


受講効果

チェックディスプレー技術と産業の全体動向を整理して理解できます。

チェックLCDやOLEDを含めたディスプレー技術の比較やそれぞれの特徴を把握できます。

チェック特に、次世代ディスプレー技術として注目されるミニLED、マイクロLED、QDなどの最新の技術動向や期待されるアプリケーションと市場の方向性を体系的に学べます。

チェック将来の空間映像の世界を創り出すAR/VR用のマイクロ・ディスプレーおよび光学系の原理や技術、特徴などを整理して理解できます。

チェック空間映像の進化を後押しするAIとディスプレーの関係を整理して理解できます。

チェックディスプレーに求められる性能の進化やアプリケーションのトレンドを理解することで、ビジネスチャンスを探り出すヒントを得ることができ出来ます。

チェック各ディスプレーを取り巻くサプライチェーンを理解し、ビジネス戦略を立てるために役立ちます。

チェック上記内容を海外取材で得た生の情報をベースに紹介していきますので、日本にいては判らない世界各地のダイナミックな動きや関連企業の動向を知ることができます。

開催概要

セミナー名 AIが後押しするディスプレー2025-2030の世界
日時 2024年9月 3日(火) 10:00~17:00(開場 9:30)
会場 東京・神田
アーバンネット神田カンファレンス
JR神田駅 西口より徒歩1分(JR山手線・京浜東北線・中央本線)、
東京メトロ神田駅 1番出口より徒歩2分(銀座線)
受講料

55,000円(税込み)

定員 60名
※最少開催人数(15名)に満たない場合は、開催を中止させていただくことがあります。
主催 日経クロステック 日経エレクトロニクス

講師紹介

北原 洋明(きたはら ひろあき)
テック・アンド・ビズ 代表取締役

北原 洋明(きたはら ひろあき) <span class="fontSizeS">氏</span>

2006年12月にテック・アンド・ビズ株式会社を設立。ディスプレー、LED、太陽電池、半導体などの電子デバイス関連の情報サービス活動、コンサルティング、ビジネスマッチングなどの活動を展開している。製造拠点および巨大な市場であるアジア各地の現地での生情報を重視し、日系企業の海外ビジネス展開をサポートしている。中国光学光電子行業協会液晶分会顧問、中国深圳ディスプレー協会専家顧問を務め、その他の中国・台湾・韓国の業界組織とも連携を取りながら日系企業の現地での活動支援、セミナー・展示会などのイベント開催、企業訪問アレンジなども行っている。

経歴は、1978~1988年に日電アネルバ(現キヤノンアネルバ)にて主に半導体用スパッタ装置のプロセス開発に従事。顧客へのセールス活動、装置納入後のプロセス立ち上げ・プロセスサポートまでカバー。1988~2000年、日本アイ・ビー・エムにてTFT液晶パネルのプロセス開発および生産技術を担当。この間、第1世代から第3世代の液晶製造ラインの導入・立ち上げおよび次世代ラインの検討に携わる。2001~2006年、同社にて高精細ディスプレーのマーケティング、ディスプレー関連のソリューションビジネスに携わる。

業界活動に積極的に参画。業界団体であるSEMI PCS-FPD活動では、副委員長として液晶生産ラインの在り方、生産性向上、業界の指針となるロードマップ作成などについての検討作業に中心的な役割を果たす。その他、JEITA委員、業界セミナーのプログラム委員などに携わる。これらの経験を基に、産業界の動向や技術トレンドなどをまとめ、執筆・講演活動も行っている。主な著書に、『新液晶産業論―大型化から多様化への転換』(工業調査会)、『図解わかりやすい液晶ディスプレー、技術とビジネスのトレンド』(日刊工業新聞社)、直近では『AR/VR/MR機器の技術と関連部材』(カワサキテクノリサーチ)などがある。

プログラム (10:00~17:00)

1. 全体概要

  • ディスプレー技術の競い合いと融合がもたらした高画質映像の世界
  • シンギュラリティに向かうAIがディスプレーとの融合で創り出す空間映像の世界

2. CES2024、Touch Taiwan2024等で見る足元のディスプレー・トッピックス

  • ①大画面TVの競い合い:Mini-LED/QD vs. White OLED vs QD-OLED
  • ②ノーベル化学賞受賞で再び注目される量子ドット
  • ③マイクロLEDとミニLED(直視型大画面LEDスクリーン)
  • ④新たな市場創出を目指す透明ディスプレー
  • ⑤新たな付加価値を模索するモバイル
  • ⑥EV化と自動運転化が後押しする車載ディスプレー

3. SID2024、AWE USA2024等で見る2030年に向けたディスプレーの技術と参入企業

  • ①AIが後押しする「リアルなXRの世界」と「空間コンピューティング」
  • ②空間映像/空中映像を創り出すマイクロ・ディスプレーと光学系
  • ③ディスプレー技術の融合で広がる映像の世界
  • ④AIとディスプレー:空間映像と仮想世界の融合

4. ディスプレー産業の主導権を握りつつある中国の状況と将来の方向

  • サプライチェーンの分断化が創り出す独自技術の世界

5. まとめと質疑応答: 「次の50年」を見据えたディスプレーの方向

  • キーワードは“映像と五感”“XR”“AI”“Big Data”“Quantum”、そしてNew FPD(Free Perception Device)!
※プログラム内容は、講演資料作成の過程で追加・変更される場合があります。
※プログラムの都合により昼休憩が12:30~13:30になる場合があります。ご了承ください。
申し込む

【お申し込み注意事項】

  • ▼安心してご参加いただくための対応方針
     本セミナーにおける感染防止の取り組みはこちら
  • ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。
  • ※セミナー開催日の8営業日前まではキャンセルが可能です。以下のWebフォームからキャンセルの旨をご連絡ください。 https://support.nikkeibp.co.jp/app/ask_1501/p/378/
    なお、「受講番号」は必ずご記入ください。また、お支払いの有無も、合わせてお知らせください。
    キャンセル期限を過ぎた場合は受講料は全額お支払いいただきます。代理の方がご出席くださいますようお願いします。出席できない場合は、セミナー終了後、当日のテキストを郵送いたします。
    ●日経BPの営業日につきましては以下の通りです。
      営業日:土日祝日を除く月~金曜日。年末年始(12月29日から1月3日まで)は営業いたしません。
  • ※受講料のお支払い: お支払方法が「請求書」の方には、後日、請求書を郵送いたします。ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますのであらかじめご了承ください。「クレジットカード払い」の場合、お申し込み画面で決済手続きまで完了してください。
  • ※受講証はMyPageにてご確認いただけます(受講証の郵送はございません)。お申し込み手続きが完了した後、以下「MyPageメニュー」にお申し込み内容と受講証が表示されます。セミナー当日は、ご自身で印刷した受講証をご持参いただくか、携帯端末画面にMyPageの受講証を会場受付にて提示ください。
    <MyPage>https://ers.nikkeibp.co.jp/user/myPageLogin/
  • ※講師企業と競合すると考えられる製品やサービスなどをご提供される会社の方は、主催者の判断に基づき受講をお断りさせていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。
  • ※会場までの交通費や宿泊費は、受講される方のご負担となります。また、お子さま連れでのご参加はご遠慮ください。
  • ※講師の急病、天災その他の不可抗力、またはその他やむを得ない理由により、講座を中止する場合があります。この場合、未受講の講座の料金は返金いたします。